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森永乳業は、なぜトップアスリートの長友佑都選手のパートナーに!?  ~「ビフィズス菌トレプロジェクト」誕生秘話(かける想い?)について担当者が語る~

著者: 森永乳業株式会社

◆プロローグ

6月に森永乳業とトップアスリートである長友佑都選手から発表した「ビフィズス菌トレ」。「ビフィズス菌」と「知識」「食事」「運動」「こころ」を組み合わせて毎日の生活に取り入れていただくことで、カラダの内側と外側の両面から 大腸の腸内環境改善を目指すプログラムです。

このプロジェクトを立ち上げた背景について、今回、プロジェクトメンバー(プロジェクトリーダー:赤津裕之、CSR担当:大野奈美、広報担当:見上亮)に、長友佑都選手のマネジメントをされている株式会社Cuoreの津村洋太さんを交えて振り返ります。


 


-企業活動において、このプロジェクトの位置づけを教えてください。

(見上)このプロジェクトは特定の商品のPRではなく、森永乳業グループの企業価値を高めうるPRになると考えています。森永乳業グループには、ビフィズス菌を使用した多くの商品があり、最終的に商品をお買い求めいただきたい思いはあります。しかし、この「ビフィズス菌トレ」は、50年以上の研究の歴史、知見、成果を蓄積してきた「ビフィズス菌」の価値について多くの方に、興味を持っていただき、理解していただくきっかけとなるような情報発信手段として活用していくことが大事だと考えています。

<森永乳業 広報IR部 見上 亮>


-森永乳業がアスリートと手を組むことは珍しいことですね。

(見上)今回のようにトップアスリートの腸内環境の研究やサポートをすることは当社始まって以来初のことです。このプロジェクトが動き出したのは2019年の冬でした。日本では2019年、それ以降とスポーツや運動に関心が高まるイベントが続いていくことがわかってました。近い将来、運動やスポーツに対する生活者の興味、関心がより高まる社会になるだろうと思いながら、一方で、運動やスポーツ分野と機能性素材などの森永乳業の資産を連携させる取り組みは当社の課題であると感じていました。

そこに、体幹トレーニングや食事で自身を徹底的に鍛えている長友選手が、腸内環境の改善に興味をもたれているという話を伺う機会があり、長年にわたって腸内フローラやビフィズス菌を研究してきた当社でこそ、取り組めることがある!と発想したのが始まりでした。社会の変化、森永乳業グループのコーポレートスローガン、10年ビジョン、当社の強みなどを複合的に考えてみて、大きな可能性を想像することができたので、急ぎ機能性素材のマーケティングを担当する赤津に相談しました。



◆これからのアスリートは腸内環境を鍛えることも大事?

-そもそも長友選手が腸内環境を気にすることになった理由は?

(津村)長友はイタリアに移籍した当初から長距離移動や連戦が続くとお腹をこわしがちでコンディションを落とすことも多かったのですが、食材も水も違う海外での生活なので、「当たり前で我慢しなければいけないこと」という意識で徹底してはいませんでした。ただ、ここ数年、腸内フローラとか、腸内環境の話題を目にすることも多くなり、そこをしっかり整えることで、長友の身体も更に進化できるんじゃないか?ということを思うようになったのがきっかけです。

<Cuore 津村 洋太さん>


-森永乳業という企業を意識したきっかけは何だったのでしょうか?

(津村):最初はヨーグルトなど体に良い商品を出しているイメージくらいしかなかったのですが、研究所の先生に「大腸が健康の要」であることを教えてもらい、大腸の環境を整えることって、お腹が弱い長友にとって必要だと強く感じました。また、「ビフィズス菌」を究めるために腸内環境の研究も50年以上ずっと続けているという話も聞き、ヒトの健康とか栄養に貢献している企業だと感じまして、長友が次のW杯を目指す上では必要だ!と感じたのがきっかけです。


-実際にアスリートの中で腸内環境について気にされる方は増えてきているのでしょうか?

(津村):かなり注目されていると感じます。私はSPORT TECH TOKYOというスポーツとテクノロジーを軸としたグローバルなビジネス創造のプログラムに参加していたのですが、その中で日本のみならず世界でも腸内環境をテーマにしたベンチャーや学者が多かったです。細胞やDNAなど個体差のある事がどんどん解明されていて、それに伴ってアスリートが更なる高みを掴むための手段が拡がっていて、アスリートは恐れなくトライアンドエラーしている印象です。



◆ビフィズス菌トレプロジェクト立上げ裏話

-このプロジェクトを立ち上げにあたって意識したことは?

(赤津)森永乳業だからこそできるプロジェクトにしたいという想いがありました。腸内フローラの腸内細菌を遺伝子レベルで解析できる基礎研究から、ビフィズス菌の可能性を最大限に応用するための素材応用研究、その研究成果活かした商品開発、そして、お客さまにヨーグルトやサプリメントなどの商品として健康・栄養をお届けするところまでを企業単独で一気通貫に取り組むことが可能な森永乳業だからこそ、できることだと思っています。

<森永乳業 素材企画マーケティンググループ 赤津 裕之>


-長友選手にプロジェクトに参加していただくにあたり苦労したことは?

(赤津)今回のプロジェクトに関しては、トップアスリートである長友選手の腸内環境を改善したいという意向に「森永乳業としてどのようにお応えすることができるか」ということが非常に重要なポイントになります。ビフィズス菌は薬ではありませんし、ビフィズス菌を摂取することで、短期間のうちに筋力がアップするといった肉体改造にいたるということはありません。長期間、継続的にビフィズス菌を摂取いただき、その中から長友選手にとって有用な情報を分析、抽出していくことが必要となります。

長期的な取り組みになること、また腸内環境を検査するにあたっては、長友選手にも負荷をおかけすることになるため、ビフィズス菌がもつ可能性や森永乳業として目指す姿、長友選手のコンディションが良い状態を維持する、良い状態の期間を延ばす、などを共有する事前勉強会を開催するなどして、森永乳業やビフィズス菌に対する信頼感の醸成に努めました。


-さらに今回のプロジェクトを進めるにあたってこれまでとは異なる取組み方をしたようですね

プロジェクト進行にあたっては社内外含めて非常に多くのメンバーが関係することになります。社内はもちろんのこと、社外のメンバーも含めて参画メンバー全員が「ビフィズス菌を通じて健康に貢献する」という想いの下で一丸となれるよう、ビフィズス菌について理解を深めるための勉強会を実施したというのも通常のプロジェクトとは違った点かと思います。ただ、こんなことをしたいというレベルの情報共有に終わらせず、ビフィズス菌について自分の周りに語りたくなるような熱狂的なファンになっていただくことを意識しました。今では社内外の参画メンバー全員がビフィズス菌信奉者となって今回のプロジェクトに取り組んでくれていると思います。



◆ビフィズス菌を広めることは社会貢献活動

-今回、CSRを担う部門がチームの一員としてプロジェクト発足時から参加している理由は?

(大野)CSR推進部はコーポレートブランド戦略の立案・展開を担う部署として本プロジェクトに参加しています。今回のプロジェクトはいち商品の販促活動とは違って、長友選手ご自身のお悩みとニーズを起点に、幅広く生活者の方々に、ビフィズス菌の素晴らしさを知っていただくことを目的としたものです。その意味で、森永乳業の「健康で幸せな生活に貢献し、笑顔あふれる豊かな社会を創りたい」という企業姿勢を世の中に示す大きな機会であると捉えています。


<森永乳業 CSR推進部 大野 奈美>


-ESG重視経営でもこのプロジェクトは重要な役割を果たすのでは?

(大野)まさに当社がESGのテーマとして掲げております「健康・栄養」や「次世代育成」活動への広がりにとって重要なプロジェクトだと考えます。「次世代育成」活動の一環としては、長友選手との長期的なパートナーシップに基づき、長友選手のサッカー教室などの場を通じて、未来を担う子どもたちの健全な成長にも貢献していければ、という想いを持っています。




◆最後に

-ビフィズス菌トレプロジェクトの今後の展望や実現したいことを教えてください。

(見上) 長友選手のようなプロフェッショナルと仕事が出来ることに喜びを感じます。「ビフィズス菌トレプロジェクト」の活動により、腸内フローラ、ビフィズス菌について意識する人が一人でも多くなり、「ビフィズス菌トレの“輪”」が出来るよう、このプロジェクトを進行させ、社会に有用な情報として発信していきます。

(大野):「ビフィズス菌トレプロジェクト」を通じて、生活者の方々にビフィズス菌を知っていただき、日常に取り入れていただくことで、皆さまの健康で幸せな生活に少しでも役立てれば、と考えています。「かがやく笑顔」あふれる社会を創るため、新たなチャレンジとしてプロジェクトを盛り上げていきたいです。

(津村):長友の腸内環境が改善し、体の中からも鍛えられたことで彼のパフォーマンス向上につながることを期待しています。また、これからは「ビフィズス菌トレ」を通じて、健康も競技パフォーマンスにも腸内環境や食が重要である事を発信していきたいと思います。

(赤津):世界中で数多くの論文が発表されているように、ビフィズス菌は皆様の健康に貢献できる可能性をもった素晴らしい素材です。ぜひとも一人でも多くの方にビフィズス菌に関心をもっていただき、日常生活に摂り入れていただきたいです。「ビフィズス菌トレプロジェクト」においては、まずは特設サイトのコンテンツを充実させながら、皆さんそれぞれに合ったビフィズス菌トレを見つけるお手伝いができればと思います。

また、何より長友選手の目指している大きな目標の達成を応援しておりますし、お役に立てることを願っております。私たちは「ビフィズス菌トレプロジェクト」を通じて“こころとからだのサポーター”を目指します!


「ビフィズス菌トレ」特設サイト

https://www.morinagamilk.co.jp/learn_enjoy/b-kin-training/






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