100年以上愛され続けるパン屋を目指し、ポワン・エ・リーニュは新旧の伝統文化が織り交ざる神田錦町という街に2号店「神田スクエア店」をオープンします。
「ポワン・エ・リーニュ」という新丸ビルにあるパン屋をご存知でしょうか?
グルメサイトなどで高い評価を得て、ショッキングピンクのショップバック、著名人にもファンが多いことでも有名だと思います。そんなポワン・エ・リーニュが、1号店を出してから13年もの月日を経て、2020年9月4日(金)に神田錦町に2号店をオープンします。
今回はその人気と美味しさの秘密、また様々な街がある中で、なぜ神田錦町という街を選ばれたのか、その理由について、神田スクエア店のストアマネージャーの平田理紗さんと、Cuisinierの伊藤翼さんにお話しをお伺いしました。
(左:平田さん、右:伊藤さん)
―ポワン・エ・リーニュに込められた想い
“ポワン・エ・リーニュ”とはフランス語で「点と線」という意味を表します。東京から世界へ、MADE IN TOKYOのおいしさを発信したい、そんな願いを込めて名付けられました。100年以上愛され続けるパン屋を目指し、軽くてもなお芳醇なテイストと香りを持つ完全オリジナルのパンを追及し、日本の風土に合わせた独自の製法で、厳選した素材を自家ブレンドし、オールスクラッチでひとつひとつ丁寧に焼き上げています。
―パンのこだわりは“香り”
特にそのこだわりはパンの「香り」にあります。保存料・添加物はもちろんのこと、雑味の原因にもなる卵も一切使用していません。製法にもこだわり抜いており、基準に達しないものは提供を見送ることもあります。卵臭や保存料の味に慣れてしまって、本当のパンの美味しさを知らない方が、まだまだたくさんいらっしゃると思います。雑味のない後味と、ごまかしの効かない香りを感じていただきたいという想いで作っております。
―1号店の新丸ビル店オープンから13年、神田錦町という街を選ばれた理由とこだわり
1号店の新丸ビル店から13年間、様々なテナントから出店のお誘いもありましたが、都心などの完成された街でなく、古き良き伝統と、新たな文化が共存しながら発展する街“神田錦町”が、100年以上愛され続けるパン屋を目指すという我々の想いと合致し、この街での出店を決めました。
ポワン・エ・リーニュは、その土地とのつながりを大切にしており、店舗の内装が異なります。
神田スクエア店では、店舗内は東洋(食物販スペース)と西洋(飲食スペース)を2つの雰囲気の中で過ごせる店舗づくりを意識しました。
東洋をイメージした食物販スペースでは、京都職人の手仕事による縄暖簾、日本の伝統色である藍染で設えた天然木のカウンターから、職人が一つ一つ心を込めて丁寧に作り上げる新店舗限定のパンやデリ、スイーツを提供します。
(食物販スペース)
西洋をイメージした飲食スペースは、ベルギーの職人達が焼き上げた煉瓦で空間を囲い、様々な時代に作られた質感の高いアンティークやヴィンテージ家具、現代アーティストやデザイナーによるモダンインテリアを融合した空間を演出しております。
(飲食スペース)
これは神田錦町という様々な文化や伝統が織り交ざる街にちなみ、東西や新旧の文化を結び、お客様にポワン・エ・リーニュのメッセージを発信する大切な拠点として育んでいきたいと思ってます。
―新店舗限定メニューに隠された想い
新メニューを作るときは、様々なお客様に楽しんでほしいという想いから、ポワン・エ・リーニュの既存のメニュー含め、他にないパン作りを意識しています。今後も増えていく可能性はございますが、オープン時には4つの限定メニューをご用意しております。
1つは、塩粒あんを使用した「アリコ」というあんぱんです。
あんぱんは、パン屋にとって王道商品だと思いますが、だからこそ他で味わえないあんぱんを作ることで、様々なお客様に楽しんでいただけると思い、開発に至りました。
定番商品の一つに「アンビザー」という人気のあんぱんがありますが、それとはまた違った特徴があります。そもそも、アンビザーはこしあんですが、アリコは塩粒あんなので、あんが違います。
また通常のあんぱんは、あんこを生地に詰めてから焼き上げますが、今回の限定商品は焼いた生地に、炊き上げたあんを詰めるため、水分量が多く口当たりが優しいあんこが味わえます。さらに生地には、人気の食パンのレジェルを使用しているため、柔らかい食感で老若男女問わずに楽しめると思います。
アリコは、柔らかいパンの中に、しっとりなめらかな食感のつぶあんと、マスカルポーネが入っており、スイーツ感覚で楽しめる洋菓子のようなあんぱんです。
また丸い形をしたアリコが点、細長いアンビザーが線のように、ポワン・エ・リーニュの意味である「点と線」表すという意味で、丸型のあんぱんを開発しました。
(商品名:アリコ 価格:280円)
2つ目は、「アンシャン」というスペルト小麦を使用した食パンです。
通常パンの製造で使用する小麦は製パン用に品種改良されていることが多いですが、スペルト小麦は、人工的な品種改良はほとんどなく、栄養価が非常に高く、またグルテンアレルギーの発症がしづらい小麦になります。パンを今まで敬遠されていた方も食べることができると思い、開発しました。
調理工程の際に、水分量の調整が非常に難しく、何度も試行錯誤を重ねてできた食パンです。
(商品名:アンシャン 価格:380円)
3つ目は、竹炭パンとさつま純然鶏のカスクートです。
ぱっと見て、なんだろうこれって見た目で興味を引くようなパンを作ってみたかったので、竹炭を使用した、黒い生地のサンドイッチを作りました。
中の具材は、クリームチーズと焦がし味噌をパンにぬり、オーブンで焼いて甘さを引き立てた赤タマネギと、皮をパリッと焼いた鶏肉、あまり調理パンでは使用されないセルバチコという香草を使用しております。
そこに柔らかいパン生地を使用しているので、最初は口当たりが優しいながらも、様々な食感や、和洋折衷の味わいをお楽しみいただけます。
(商品名:竹炭パンとさつま純然鶏のカスクート 価格:680円)
4つ目の限定メニューは、アフタヌーンティーセットです。スイーツと調理パンは全てパンでできているアフタヌーンティーセットで、オーガニックTeaは南部鉄器の急須でお出しいたしますので、新店舗の空間の中で、ゆったりくつろぎながらお楽しみいただけます。オフィスワーカーが多い丸の内と比べ、神田錦町は近隣の住民の方が多く、店内をゆっくりと過ごされたいお客様もいらっしゃると思い、長時間いてもずっと楽しめるメニューを開発しました。
(商品名:アフタヌーンティー 価格:お一人様2,200円)
限定メニューも含めてですが、ポワン・エ・リーニュで新商品を開発する際には、これまで体験したことのないようなパンを提供し、お客様に楽しんでいただけるかという点を軸にメニューを開発しています。
―100年以上愛され続けるパン屋を目指し、ポワン・エ・リーニュは様々なお客様が楽しめるパンを提供し続けていきたい。
新店舗の神田スクエア店では、もちろんパンもですが、インテリア、空間含めて楽しんで欲しいなと思ってます。
散歩がてらにちょっと寄っていただいたり、家族でお越しいただいて、アフタヌーンティーセットを楽しみながら、店内でくつろいでいただいたり、それぞれのお客様にとって過ごしやすい形で楽しんで欲しいと思います。
100年以上愛され続けるパン屋を目指し、この神田錦町という街で、常に新しいパンを作り、お客様に楽しんでいただきたいと思います。
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