【誕生秘話】日本初のWeb会議に特化した営業支援ツール「Dr.Works」は、コロナ禍で沈む旅行業から生まれた。
株式会社BearTailが2020年09月3日にリリースした新サービス「Dr.Works」。この新サービスは、出張手配・管理SaaSの「Dr.Travel」の運営チームが5月半ばから開発し、たった4ヶ月足らずでリリースに至ったサービスだ。しかしその背景には、コロナ禍で失速する既存サービスに対する葛藤と、復活を賭けた覚悟があった。Dr.Worksのプロダクトオーナーである阿部氏に、その背景を語ってもらった。
阿部 洸希(あべ・こうき)
株式会社BearTail Travel事業部長
慶應義塾大学経済学部卒業。15歳からブレイクダンスに明け暮れ、大学時代にはストリートダンスやビジネス講座に関わる事業を立ち上げる。知人の紹介で知り合ったBearTailの黒﨑賢一社長から新規事業責任者ポストのオファーを受け、入社。自らWebエンジニアとしてDr.TravelとDr.Worksのシステム開発を手掛ける。
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■日程調整を通して、商談獲得率・受注率をアップ
-「Dr.Works」とはどんなサービスですか?
Dr.WorksはWeb会議に特化した営業支援ツールです。Googleカレンダーやビデオ会議ツールのZoom・Meetなどと連携し、複雑な日程調整を自動化することができます。
また、オンラインプロフィール共有機能や、日程調整URLのWebサイトへの埋め込み機能など、オンライン商談に特化した数々の機能があります。
オンライン商談において最も最適化された日程調整をすることで、日程調整までの動線を最短化し商談獲得率・受注率を向上させることができます。
■3週間でプロダクト開発、テスターリリース
-「Dr.Works」はかなりのスピードでリリースされたようですね。
Dr.WorksはGW明けから急ピッチで開発が始まり、3週間という短い期間でテスターリリースをすることができました。サービス内容の具体化、ユーザーヒアリング、要件定義、プロトタイプ開発、利用規約の作成、サービスHPの作成、連携システムの審査……など、リリースまでにすべきことは山積していました。
その頃、ちょうど新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中であったため、チームは全員リモートワーク中。その中で上記準備をハイスピードで進めていくには、細かなコミュニケーションが必要でした。常にZoomを繋いで頻繁にやり取りして進めたことが結果として功を奏したと感じています。
Dr.Works運営チーム(左から阿部氏、エンジニアの横井、営業の上坂)
■勢いを失っていく出張手配事業、時代は訪問からWeb会議へ
-「Dr.Works」はどのような経緯で生まれたのでしょうか?
Dr.Worksチームは元々、Dr.Travelという出張手配・管理SaaSの運営を行っていました。全くのゼロから旅行業の免許を取得し、2019年7月にβ版リリースをしたサービスです。
リリース直後は営業活動や専門性の高い旅行手配のオペレーションに苦戦してばかりでした。しかしリリース3ヶ月後の初受注を皮切りに、次第に提供価値を感じて貰えるようになりました。システムやオペレーションのクオリティも大幅に上がり、成長曲線が大きく上を向くのを感じていました。
新型コロナウイルスの感染拡大がその勢いを奪い去っていったのはそのときでした。既に予約済みだった出張のほぼ全てがキャンセルに、収益源であった海外出張の予約はゼロとなり、そのとき導入検討中であった企業との商談も全て中断となりました。
そして何より、時代の流れが人の移動からWeb会議へと劇的に変わっていく中で、自ら開発したプロダクトの存在意義に疑念を感じられずにはいられなかったのです。
「人力×テクノロジーで業務渡航に新風」としてTravelVisionに阿部氏のインタビュー記事が掲載
■新しいビジネス様式の中で生まれた「チャンス」と「課題」
- なぜ営業支援ツールを作ろうと思ったのですか?
社内では、Dr.Travelの機能開発に集中して出張需要の復活を待つのはどうか、という意見もありました。ただ、ビジネスの常識が変わっていく中で危惧のみを募らせていた我々は、ただ立ち止まるよりも、「今だから求められるサービス」を追求したいと考えました。
「今だから求められるサービス」を考えた時に思い浮かんだのは、Dr.Travelの顧客でした。出張に行けなくなってしまった状況でも、彼らのビジネスは止まっていないはず。対面での商談が難しくなった彼らは、どのようにビジネスを遂行しているのか、と思いを馳せました。
そして辿り着いたのがWeb会議による営業・商談でした。ユーザーへのインタビューを通して、既存の「訪問による営業」と「Web会議を中心としたオンライン商談」には、大きな違いがあることを知りました。
Web会議では「移動」を必要としません。北海道にある企業と話した5分後には、沖縄にある別の企業と商談ができるのです。商談の日程調整のあり方を大きく変えることのできるチャンスがあると考えました。
しかし一方で、Web会議では表情や動作が相手に伝わりにくく、名刺交換もアイスブレイクも難しくなりました。訪問よりずっと、顧客の信頼を勝ち取ることが難しくなったと嘆く営業マンが多く存在しました。
こういった新しいビジネス様式の中で生まれた「チャンス」と「課題」、両方にアプローチできる領域が、日程調整だと考えました。
■単なる日程調整から商談獲得率・受注率を上げる営業支援ツールへ
- Dr.Worksの特徴を教えてください。
Dr.Worksが機能として最初に選んだのは日程調整の効率化です。しかし前述の理由から、Dr.Worksは単なる「業務効率化ツール」で終わるつもりはありません。新しいビジネス様式の中で生まれた大きな変化に対して最適な答えを用意する「営業支援ツール」を目指しています。
Dr.Worksを使えば、以下の効果を得ることができます。
・日程調整を最適化し、1日の商談数を最大化
・メールのフッターやWebサイトに調整リンクを埋め込むことで、日程調整までの動線を最短にし、リード獲得機会を最大化する
・日程調整と同時にプロフィールを共有することで、初回商談の印象を上げ、商談継続率を上げる
日程調整が自動化できるという効果に止まらず、Dr.Worksを使うことによってWeb商談が最適化され、商談獲得率や受注率といった営業チームのKPIに貢献することができるのがDr.Worksの特徴です。
Dr.Works内のカレンダーから日程を抽出する画面
■理想のオンライン商談を目指して
- 今後の展望を教えてください。
今後もオンライン商談に特化した機能を追加していく予定です。特にSalesforceやHubspotとの連携はできるだけ早く進めたいと思っています。
また、機能の追加だけでなく、今後はユーザーの「商談の仕方」に強く関わっていく予定です。例えば、ユーザー作成したプロフィールをもっと良いものにできないかとアドバイスをしたり、調整リンクの使い方が適切かどうかをチェックして通知をしたり。
Dr.Worksは、ツールだけを提供して「はいどうぞ、便利でしょう?」と突っ立っているつもりはありません。変化していく常識の中で、「理想の商談」を追求し、それをユーザーに対してしつこく提供していくつもりです。
営業担当者を選ぶことのできるチーム受付
【β版のアカウント登録】
こちらから無料でアカウント作成することが可能です。
【Dr.Worksとは】
Dr.WorksはWeb会議に特化した営業支援ツールです。Googleカレンダーやビデオ会議ツールのZoom・Meetなどと連携し、複雑な日程調整を自動化することができます。また、オンラインプロフィール共有機能や、日程調整URLのWebサイトへの埋め込み機能など、オンライン商談に特化した数々の機能があります。オンライン商談において最も最適化された日程調整をすることで、日程調整までの動線を最短化し商談獲得率・受注率を向上させることができます。
【株式会社BearTail 会社概要】
企業理念 :時間革命で体感寿命を延ばす
会社名 :株式会社BearTail
所在地 :東京都千代田区神田駿河台2-2 御茶ノ水杏雲ビル5階
設立 :2012年6月
代表取締役 :黒﨑 賢一
グループ会社:株式会社BearTail X
事業内容 :下記サービスを展開中
- 経理部から領収書を一掃する経費精算システム「Dr.経費精算」https://www.keihi.com/
- レシートで得する家計簿アプリ「Dr.Wallet」https://www.drwallet.jp/
- 社員を守る出張手配・管理システム「Dr.Travel」https://lp-travel.keihi.com/
- 日本初のWeb会議に特化した日程調整ツール「Dr.Works」https://dr.works/
- 経営課題を解決するITサービス・ツールをまとめて比較「プロキュア」https://marketers-store.com/
会社URL:
株式会社BearTail https://beartail.jp/
株式会社BearTail X https://x.beartail.jp/
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