都内有名女子大学にてコロナ禍の就活生延べ1000人以上をチャットカウンセリングで支援。キャリア支援のDX化で、イノベーションを起こしたい
「ふと相談したいなと思ったときにチャットがあるので、本当に安心できます。」「相談する人がいなくて辛かったので話せて良かったです(;_;)」--キャリアコンサルタントの岡崎浩二さんもとに届いた、チャットカウンセリングを受けた就活生からの声。
ニュースでは「採用縮小」「内定率の減少」などが取り上げられ、説明会も面接も全てオンラインで実施する企業も増えています。誰も経験したことがないコロナ禍の就職活動。不安を抱える学生を救っているのが、株式会社岡崎人事コンサルタントの岡崎浩二さん。今年3月から約4ヶ月間で、東京女子大学と聖心女子大学の学生延べ1000人以上を、チャットツールの「チャネルトーク」を用いたチャットカウンセリングで支援。学生の利用満足度は4.7(5段階評価)と高い結果となっています。今回、世界一のチャットカウンセラーを目指し、大学の就活支援のDX化を提供する岡崎さんに、インタビューを行いました。
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▲キャリアコンサルタントの岡崎浩二さん
「本当に必要な相談にリソースを割きたい。」就職相談のDX化推進のため、自らチャットbotを開発した過去も
今、取り組んでいることを教えてください。
現在、複数の大学のキャリアカウンセリングや、非常勤講師、産学連携プロジェクトのサポートなどを行いながら、キャリアセンターのDX化を推進しています。5年前にIT企業と共同でチャットbotの開発を行った経験や、就職相談において、学生から聞かれる質問の約半数は定型的な質問だという分析結果も得られたことから、定型的な質問はチャットbotで対応し、本当に必要な相談にリソースを割きたいと考えていたのです。
今回、コロナの影響で大学のキャリアセンターが閉鎖せざるを得なくなり、学生への就職相談の切り札として、大学側にチャットカウンセリングの提案を行いました。東京女子大学と聖心女子大学さんが導入に賛同してくださり、現在チャネルトークを用いたチャットカウンセリングを行っています。ツール選定にあたって、3つのサービスを用い学生へのモニター調査を行った際、親しみやすく使いやすいデザインで、学生からの評価が5段階で4.3と圧倒的に高かったのでチャネルトークに決めました。
岡崎さんが、キャリア支援に興味を持ったきっかけは何ですか?
私自身が就職活動に失敗をしていることが大きいです。高校生の時に受けた模擬裁判の授業で、弁護士から褒められたことがきっかけで弁護士を目指し、法学部に進学。ダブルスクールもし、勉強漬けの日々を送るも、司法試験の結果は不合格。慌てて就職活動を行いました。とりあえず手当たり次第に有名企業を数十社エントリーしましたが、結果は全滅。とにかく就職したい想いで活動を続ける中で、内定式ギリギリに内定をもらった会社に入社しました。しかしながら、自分のなりたい姿や、将来像をイメージせずに会社を決めてしまった分、しばらくして1社目の会社を退職。会社選びの重要性を痛感しましたね。
その後、父親の会社に興味を持ち、修行の場として人材業界に転職。28歳の時に、父親の会社に転職し、現在は複数の大学のキャリアカウンセラーや大学教員を勤めています。大学におけるキャリア支援を行う中で、ITの力で学生に役立つサービスの提供と、現場で働く人の生産性も高められるのではないかと考えるようになり、専門職大学院に通いシステム開発のスキルも身につけました。現在は、大学のキャリア支援にイノベーションを起こしたく、AIやVRを活用したキャリア支援サービスの導入推進など、様々な取り組みを行っています。
「学生の想いや本音を引き出しながら、学生に自信を持ってもらいたい」
チャットカウンセリングで大切にしていることは何ですか?
対面もチャットでも、カウンセリングで大切にしていることは、学生中心主義の考えです。就職活動に必要な情報をお伝えすることもしますが、学生の中に答えがあると信じて、一人ひとりに寄り添い、学生の想いや本音を引き出すことを意識しています。そして何より、学生に自信を持ってもらうことも大切にしています。まず、相談してくれたことに対して「相談してくれてありがとう◎」と伝えますし、自己PRで悩んでいる時にも「この部分は素敵だね!」と伝えています。顔文字も積極的に使いますし、素早い返信のために音声入力を用いて口頭入力している時もあるので、あえて誤字のまま送信しています。カウンセラー側が誤字のまま送ることで、学生も構えることなく、フランクにやりとりできるんですよね。就職活動中は、自信をなくしてしまうことも多いと思うので、私との対話を通じてリラックスできたり、自信を持ってもらえるような工夫をしています。
チャットカウンセリングで、対面を超えたい
チャットカウンセリングを行う中での気づきはありますか?
チャットの方が対面よりも本音で話してくれることに気づきました。対面のカウンセリングだと学生も慣れない分緊張しがちですが、チャットであれば普段友達とLINEでやりとりしている感覚で、気軽に話してくれる印象を受けます。
そして何より、チャットカウンセリングは対面に比べ、時間と場所を選びません。対面でのカウンセリングだと、どうしても人数に限りがありますが、チャットカウンセリングであれば、毎月数百人の学生の対応ができます。未曾有の社会情勢の中、就職活動を行っている学生を1人でも多く救い励ましたい--。そんな時にチャットカウンセリングは、多くの学生を救えると信じています。自動応答のサポートbotも活用することで、いつでも相談することができるのはチャットカウンセリングの強みですよね。
また、テキスト情報はパワーになります。私自身も、学生のみなさんから「相談してよかった!」など、うれしい感想が届くと、生きる活力としてスクリーンショットして保存しています。学生のみなさんにとっても、私自身とのテキスト情報の対話で、少しでも勇気づけられたらうれしく思います。多くの学生を救うことができ、やりとりを何度も見返せるチャットカウンセリングは、対面での体験を超えられると信じています。「気軽にチャットで相談してみたけど、相談してよかった!」と一人でも多くの学生に価値を感じてもらえるように、わたし自身も成長していきたいです。
世界一のチャットカウンセラーを目指して
今後の目標を教えてください。
個人的な目標としては、チャットbotを併用し、世界一のチャットカウンセラーになりたいと思っています。チャットであれば、対面よりもカウンセリング履歴がデータで残るので、これらのデータを活用し、時期別での学生が抱える課題や、満足度が高い対応などを分析し、自身のチャットカウンセリングの質向上や、学内の就職支援策の企画にも役立てていきたいですね。
学生からは「相談する人がいなくて辛かったので話せて良かったです(;_;)」「ふと相談したいなと思ったときにチャットがあるので、本当に安心できます。」「学校が遠いので、オンラインで相談できてとても助かります。これからもずっと導入してほしいです!」などの声をいただいています。大学からもチャネルトークを用いたチャットカウンセリングは、なくてはならない存在だと認識していただけました。
今年の新卒1年目は、リモートネイティブ世代と言われていますが、今後ますますチャットコミュニケーションが主流になってくると思っています。LINEやInstagramのDMなど、学生にとっても親しみのあるチャットコミュニケーションで、多くの学生の人生を後押しできるように、これからもキャリア支援をしていきたいです。
▼参考情報
チャネルトークについてはこちらから
株式会社岡崎人事コンサルタントについてはこちらから
https://career.okazakijinji.jp/
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