「夢」か「安定」か? 〜超就職氷河期に二度内定を捨てた話し PART4 〜

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前回のあらすじ


僕は小林先生から初めて本格的な「就活のいろは」を学んだような気がした。

はっきりとした口調で、次々と就活生の不安を消し飛ばしてくれる小林先生の言葉。

僕含め何人もの就活生が目を輝かしながら小林先生の話を聞いていた。

そんな中で始まった初の「グループディスカッション」。情けないくらいに喋れなかった自分と、勇気を持ってリーダーに立候補した大塚さんの姿。

たった一回の研修で、僕は色んなことを学ぶことができた。そして二週間後、僕は二度目のグループディスカッションを迎えたのであった。



悩んだ末に



2週間の間、僕はどこの企業のインターンシップに参加しようかと悩んでいた。

渡された資料には見たことも聞いたこともない企業が並んでいて、どのインターンシップ内容もすごく面白そうだった。

「営業の仕事を学ぶための一日体験有り!」

「いかにしてメーカーは工場で商品を作っているのか?」

などなど、その気になればわずかな期間で色んな業界の裏側が見れるのではないのか?と思うほどだった。

が、、、もちろん参加できる企業は一つ。どれだけ心が欲張ったとしても一つしか体験することは出来ない。

「ん~、インテリア関係の仕事はないのか。」

辞書かと思うほど文字が並んだ資料を見ながら、僕はインテリア関係の仕事はないかと探したが見当たらなかった。

50近くの会社が紹介されているのなら1つぐらいインテリアの仕事があってもよさそうだが、実際は営業や金融などの仕事のほうが多かったのである。

「まあでも色んな業界を知るのも勉強になるか!」

別にマスコミ系の仕事を目指すわけではないが、僕は小林先生の言葉を思い出した。

就活は今まさに始まったばかり。

今まで知らなかった「会社の裏側」「業界の裏側」を学ぶための絶好の機会である。

その中で一つ、ふと僕の目に止まった職種があった。

「、、、コンサル??」

コンサルという名前は新聞やテレビで見たことがあったが、それがどんな仕事なのかは具体的には知らない。

それでも僕は「企業の悩みを聞いて力になる!」という短いキャッチフレーズに興味が湧いた。

「悩みを聞くか、、、ちょっと面白そうかも!」

昔からよく友達の相談に乗ることが多く、悩みを聞いた友達が元気になる姿を見ることは嬉しかった。

それは「会社」対「会社」でも同じで、コンサルという仕事では相手企業の悩みや問題点について「どうすれば解決するのか?」というのを共に考える仕事だというじゃないか!

「そやな、これにしよか!」

単純過ぎる動機で、もし小林先生が隣にいたらローキックされそうだが、せっかく参加するインターンシップなら自分の興味が湧く会社に行きたかった。

僕はその企業のインターンシップを熟読して「参加する」という項目に丸をつけた。

「一体インターンシップってどんなことするんやろ??」

色んな妄想が頭の中でグルグルと回っていて、僕は来週に迫った二回目の説明会が楽しみになっていた。

二度目の挫折


あっという間に2週間は過ぎ、2回目の説明会の日がやってきた。

僕はまだ慣れないリクルートスーツを来て、梅田にある就活センターへと向かった。

教室に入るともう既に何人か到着していて、和気あいあいとインターンシップについて話し合っていた。

前回はみな初対面だったが二回目と言うこともあり、グループメンバーとは仲良くなっていた。

僕は自分の席へと座ると、前に座っていた大塚さんが話しかけてくれた。

「どこのインターンシップに参加するんですか?」

「実はコンサルの仕事にも興味が湧いたので、受けてみようと思ってます。」

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