地獄の債務整理体験談 "第3章 闇金に手を出す"
借金総額が180万を超えても、パチンコと競馬を辞められない。
僕は、その場しのぎの金欲しさに目がくらみ、とうとう闇金に手を出してしまう。
というのも、大手の消費者金融からはすでに借入をしてしまっていたし、大手ではない2流のタウンページに掲載されているような消費者金融は、審査を依頼しても
「あなたには貸せない」と言われてしまう状況となっていたからだ。
それでも競馬をやりたい、パチンコをやりたい衝動を押さえることが出来ず、とうとう闇金から借りることを決意した。
闇金を探す方法は簡単だ。
120円の夕刊の新聞の3 行広告に掲載されているからだ。
120円の夕刊は駅のゴミ箱にいけばいつも落ちていたので、よく拾って読んでいたから内容もよく知っている。
闇金の噂は知っていた。
ヤクザまがいが運営しているということも当然理解している。
それでもお金が欲しかった。
競馬とパチンコの為に。
会社の昼休み、闇金に電話する。
現在の借り入れ状況、月の給与の額などを話す。
すると、審査があるから3 0 分後にもう一度電話をかけてくれ! とのこと。
3 0 分後、もう一度電話すると、審査は通ったが、1 0 万しか貸せない。
振込みは出来ないので会社まできて欲しいといわれ・・・・・
翌日、仕事を休み、東京の神田駅にある金融会社へ向かう。
雑居ビルの5F。店の看板もでていない。
扉を開けると、だだっ広い空間に机が1つと棚が1つだけ置かれている。
担当の男の人は、まあ普通な感じのおじさん、ヤクザには見えない。
ただ口調は柔らかいが、迫力がある。
「1 0 万貸すけど、うちは十一といって1 0 日で1 割の利息がつくよ。」
といって机から出した1 0 万から3 万円引かれる。
これは利息だからといわれ、1 0 日後には、1 3 万返してね。と。
きちんと返せば、怖い人もこないし、大丈夫だよ
あの頃は、それで納得して借りたが、とんでもない暴利だ。
7万円を借りて13万円返せというんだから。
結局、借りた7 万円は週末競馬ですべて消え、1 0 日後2 0 万のボーナスから1 3
万を 郵便局から振込みで払った。
当然、ボーナスで返済しようと思っていた他の消費者金融の借金180万はそのままだ。
そして・・・・・
とうとう、利息すら払えない状況になってきた。
とゆうのは、こんな借金があるのに、なぜか専門学校に通いだし、しかもジャックス で4 0 万( 月々3 万) のローンが通ってしまったのだ。
180万の消費者金融の借金に加えて、毎月3万円のジャックスのローン。
手取り12万では手に負えない額の返済を抱えてしまった僕は、相談所へ向かった。
4へ
著者のYamamoto Yuriさんに人生相談を申込む
著者のYamamoto Yuriさんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます