自分だけの「幸せ」を見つける方法【第2章】

前話: 自分だけの「幸せ」を見つける方法【第1章】

第2章「イドと仲良くなる!」

自分の価値観、分かったー?

もうちょい深堀して、「イド」に会いに行こう。

「イド」ってなにって?

「イド」は内面に隠れたもう一人の自分だよ。

衝動とか、欲望とか、感情そのものだね。

例えばさっきの場合、

頑張ったのを認めてほしい。テストは100点取って当たり前。友達より頭悪いとか嫌だ。

言い換えると、こういう事にならない?

→他人に認めてほしい

→完璧じゃないと嫌だ

→友達より優れていないと嫌だ

ブラックー!

そいつはわがままな「イド」だからさ。

でも「イド」も結局自分の一部だから、認めてあげなきゃいけない。

「イド」はすごく強力。だって「無意識」の支配者だからね。

それに対して、「エゴ」は「今、この瞬間、意識している自分」

つまり「意識」の支配者で。

今これを意識的に読んでるのが「エゴ」の方だよ。

「イド」は何しているかって言うと、「この文章面白くないなー。」とか「部屋暑いなー」とか

「かき氷食べたいなー」とか後ろの方でくすぶっている自分。

「エゴ」は「イド」が何を感じているか注意深く観察しないと、認識できないかもしれない。

取りあえず、どんなに「エゴ」で頑張っても「イド」と上手く付き合っていかないとダメなんだ。

目指さなきゃいけないのは、「イド」と「エゴ・スーパーエゴ」が仲良くなること。

私の解釈だと

「イド」=内面の自分。感情と無意識を支配している超強力な自分。

「エゴ」=意識できる自分。全体のたった5%だけど、「イド」と仲良くなることができる理性的な自分。体を動かして、行動を起こすことで「イド」の力を引き出せる。「イド」と「スーパーエゴ」の調整役。

「スーパーエゴ」=理想の自分(別にエゴとスーパーエゴは結構近いので、区別しなくてもいいかも。)

例えばこんな感じ。

「イド」:お腹減った!かつカレー食べたい。食後にアイスも食べたい。

「スーパーエゴ」:太るからダメ

「エゴ」:じゃ、かつは今度にして、今日は普通のカレーにしよう。食後はかき氷で手を打とう。

価値観は基本的に全部「イド」の声だよ。

「エゴ」にも価値観はあるけど、やっぱり無意識95%の「イド」の方が強力。

「イド」は「エゴ」に認められたいって思っているんだ。

だから、「エゴ」が「イド」を認めてあげたら、「イド」は「エゴ」の言うことも聞いてくれる。

さっきの例の場合は、こういう風に認めてあげたらどうだろう?

「イド」は他人に認めてほしいと思っている

→最大限、頑張ったのは良く知っているから、まず「エゴ」が最初に認めてあげる

「イド」は完璧じゃないと嫌だと思っている

→苦手な事があることを認める。完璧は目指すけど、絶対条件にはしない

「イド」は友達より優れていないと嫌だと思っている

→「イド」がそう思っているのは分かったよ。でも「エゴ」は友達は自分より出来ることがたくさんあって良いと思っているし、だから友達なんだよって思うって伝える。

ここでのこつは「イド」に全ての感情を出させてあげて、それをぜーんぶ認めてあげること。

抑圧してはダメです。

「イド」が力を持っているのに、「エゴ」と「スーパーエゴ」に抑圧されているから、本来の力を発揮できないんだね。

わがまま言うな!

我慢すれば上手くいく!

その考えは社会的に望ましくない!

とか言われまくってるんだね。

かわいそうに。

なので、まず「イド」と大の仲良しになれば、無意識の力を貸してくれるようになるよ。

早速「イド」の話を聞いてみよう。

「イド」は恥ずかしがりやだし、「エゴ」と「スーパーエゴ」が阻んで、最初はあんまり話してくれないかもね。とりあえず話を聞いてみよう。

早速やってみよう!

第1章で価値観の話をしたね。

その時の価値観を改めてみてみよう。

「イド」はなんて言ってる?

「イド」が、って書くと抽象的だけど、要は、その出来事が起きた時の感情を全て書き出せば大丈夫。「イド」は言葉を持たないから、「エゴ」が通訳して言葉にする必要があるよ。

逆に「エゴ」は言葉でしか物事を理解できないからね。

だっていつも「意識(エゴ)」は言葉でしか考えてないでしょ?

思ったことは、全部書いてね。

こんな事書きたくないって「エゴ」は思うかもしれないけど、ちゃんと全部書いてね。

「こんな事書きたくない」って「エゴ」が思う事は、イコール、「こんなイドがいるなんて絶対認めない」って事だから、そう思うことこそ丁寧にね。

書き終わったら、客観的に見てね。

「イド」はこんな事感じているんだねー。って思えればオッケー。

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