取引先の債権回収に担当者自宅まで踏み込むとどうなるか。その4
(前回のあらすじ)
私自身が現地調査へ行っていないことに
今更ながら気がついた。
現地でたまたま出会った管理人さんから
引越し先を仲介したと思われる
不動産会社の情報をゲットした!
行き詰まった状態からの急展開。。。
そして、ついに「Cherokee」との再会。
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ストーリーを組み立てながら、
あんなにお人よしそうな「奥様」がなぜ
夜逃げに近いような事態を起こしたのか
よく理解できなかった。
お金が無いというわけでもなさそうだし、
急に仕事でトラブルが発生したとも
考えにくい。
仕事の段取りや指示もしっかりしていた。
なのに・・・やるせない思いばかりが
つのっていた。
悩んでいても仕方がないので、
とにかく、まずは引越し先を早急に
突き止めることが最優先であった。
ストーリーはなるべく単純に
組み立てるほうが、怪しまれないはずだ。
そうなると、管理人さんに説明
したような感じで、旦那宛にどうしても
届けたい荷物があるという
運送会社を装った内容が良さそうな気がした。
しかし、内容は単純でも
シチュエーションを作らないと
ボロが出そうな気がした。
そこで、万全を期すために一度自宅へ帰り、
運送会社風の服装を思わせるように
ベージュのチノパンとTシャツに
着替え、タオルを首に巻いた。
軍手をはめて小さなダンボールを
小脇に抱えて、自転車で改めて
現地へ向かったのだ。
そして、現地から不動産会社へ
電話をした。
私:「あ、●●さんにどうしてもお届けしたいお荷物があって今現地に来たのですが、お引越しされているみたいで、管理人さんがこちらの連絡先を教えてくれたんですけど。」
不動産会社:「そうなんですか。」
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