1年間のカナダ留学から帰る途中の話。「マニラエキサイティングすぎるぞおい」①

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 1年間のカナダ留学から帰る途中のフィリピンの空港での話。

あらすじ:

友人K(20代前半,学生)が一年間のカナダ留学のあと、経由地のフィリピンで1日過ごさなくなってしまう。外に出ると危ないので、Kは一日を空港で過ごすことにする。夜になり、22時くらいに急にKから、僕に、いろいろなことが起こったと連絡がくる。

Kが発展途上国の空港で出来事に苦悩しながらもいろいろなことを学んでいくストーリー。

(彼目線で書きます。)

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「ふー。いろいろなことが起こった。」

まず英語を全く話せない日本人(16)が俺の隣に座ってきた。

心中穏やかでない表情で空港の職員と話している。

それで俺のほうから日本人ですか?と声をかけて見た。

そしたらどうやらフライトを逃してしまったらしい。さらに聞いて行くと彼女(日本とフィリピンのハーフ)とはぐれてしまったらしくその彼女が全部お金もってるので何も出来ずにいたんだという。

そこでとりあえず、空港の職員のほうから彼の親と連絡を取って明日の飛行機のチケットを取ってほしいと頼まれた。

だけど彼のケータイがwifiに繋がらなくてなかなか連絡が取れなかった。俺のiPadもかしてメール送って見たりしたんだけど全くつながらない。空港の職員たちもいい人そうだったけど、結構イライラしてたと思う。

そして他に手段もないし何も出来ないと諦めていたところに、彼の親から国際電話がかかってきた。親は状況を完全につかめてなくて、俺が電話に変わって説明してあげた。ひと段落ついたと思ったら、なんでもマニラ空港を出るには550ペソ払わないといけないらしい。(※マニラは出国の際に550ペソかかります。)俺はそれを知らなかった。そして彼は彼女に全部お金を渡してしまった。

それで、どうすんだよと思ってたところまた彼の親から電話がかかってきた。

なんでも彼女は彼女の母親と連絡が取れてるらしく、そして、母親同士で連絡が取れいて、かれの母親いわく、彼女が空港に向かっているらしい。

ちなみに彼女のお兄ちゃんがこっちに住んでいて、そのお兄さんが運転する車で来るということらしい。それで、空港の内部で待っていた俺らは、そこじゃ目立ちにくいので外に出ることにした。

 ついでに腹も減っていたので俺のおごりで夕食を一緒に食った。

 昼飯を日本人の大学院研究生の人からおごってもらっていたのでそのお返しを誰でもいいからしたかったんだと思う。

 そんで、夕食をとっていたら、また彼の母親から連絡が来た。

 明日の便のチケットの買い方とかを聞いてきて、そしてお礼がしたいので連絡先を教えてくださいと言われた。

 声からしてすごく子供思いのいい親そうだった。

 そして夕食を食べ終えた俺らは母からの「彼女はインフォメーションセンターにくるからそこで待ってて」という言葉を頼りにインフォメーションセンターを探す旅を始めた。

 職員の人や警備の人に聞くんだけどなぜか素直に教えてくれない。

なんでそこに行きたいんだと聞いてきておおざっぱな場所を教えてくれるだけだった。

さらにそこに行ってもそれらしき場所は見当たらない。

それで最後に警備のおじさんに場所を聞いたらまた理由を聞かれた。

ついには彼女と連絡を取るのが一番手っ取り早いんだから向こうにあるカフェに行け そして wifiにつないで連絡をとりあえと言われた。

自分たちでインフォメーションセンターを見つけることを諦めた俺たちは、そのおじさんの言う通り、カフェに向かった。

でもそのカフェに着いたら、wifiは最低100ペソ払わないとパスワードを教えてくれないと言う。

対した金額ではないのはわかっていたが、夕食をおごった俺にもうそれ以上金は出したくないというのが本音だった。

 そんな感じで店頭で悩んでいたら、店にいた一人のフィリピン人のめちゃくちゃ金持ちそうなおじさんが日本語で話しかけてきた。


~1年間のカナダ留学から帰る途中のフィリピンの空港での話2に続く~








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