僕と彼女の遠距離物語~クローバー~⑥

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後編: 僕の彼女の遠距離物語~クローバー~⑦

9月のデートのときだったか、彼女が例外なくオープンキャンパスのため岡山に来たときのことだった。

いつもならバスで岡山に来るのだが、今回は電車で来ることになっていた。


僕は彼女に…




「駅の東口…つまりお前の専門学校があるところの噴水のところで待ち合わせ」




というメールをしていた。


僕としてはそこに行くつもりは全くなかった。


午前10時17分、岡山駅のホームに松山発岡山着の電車が到着した。

彼女が乗っている電車だ。

僕はホームで彼女を待っていた。


少しでも長く一緒にいたいと思う気持ちと、彼女を驚かせたいという気持ちが交わって出来た行動だった。

そしていつものように手を繋ぎ駅を出て、天満屋ハピータウンで買い物をし彼女を自分の部屋へ案内した。




岡山駅からタクシーに乗って僕の家に向かった。



とりあえず来た証を残すために、二人でゆずの「センチメンタル」を録音した。

僕はギターをしていて自作曲も多少なりともあるためそれを残せる機材が欲しく8万5千円したMTRを購入していたのだった。




今思い出したが、僕がMTRを持っているので僕がギターとゆーじんパートを唄い、それを録音したものを彼女に送り彼女は岩ちゃんのパートを録音してあわせたものを聞いていたこともあった。

付き合う前のことだった。




その日僕は彼女に手料理を振舞った。

正確には振舞ったというほどのものではない。


この日より前に彼女からそれが食べたいということを聞いていたので朝の早くから調理をすませていた。


みんなの読んで良かった!