天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ4

1 / 3 ページ

前編: 天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ3
後編: 天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ5

 先生…Bが…亡くなりました。



前回までのあらすじ

俺は車を走らせていた

無理矢理のこじ付けで出鱈目な説法ぶちかまし

ラストメッセージを伝えた俺は踵を返し走り出した

俺のできることをするために

あらすじはここまで


今俺に出来ること


俺は恩師の元をたずねた

進学塾の講師なのだが非常に気さくでいい方だ

俺が彼の元を尋ねたのは

当時のコネクションで行方がわからない講師の先生を探す為だ

T先生はご在宅ですか?
T夫人
ごめんなさい今はいないの
申し訳ないんですが緊急の案件でして、お取次ぎ願いたいんです!!連絡先もしくは今の勤務先を教えていただければ私から向かいます!!!
T夫人
…こまったわね。少し落ち着いて、お茶を入れて差し上げるわ


たぬきと称された奥様はたぬきには似つかわしくない美人であったが

飄々とする姿はたぬきそのものだった・・・。

応接間に通され毒気を抜かれた俺は紅茶を頂いていた

本来紅茶は嫌いな俺

だけどこんな状況で味なんかわかるわけがない


あの人仕事に入ると連絡がつかないのよー

ずいぶん火急の御用みたいだけどどんな御用事なのかしら?

旦那とはどんな関係なの?ずいぶんお若いけど


お茶もそこそこにほわほわした雰囲気で質問攻めにされる。

自分が先生の教え子であること

俺が急いでいる理由を端的に話した


帰ってきたら真っ先に連絡するわー


この言葉を信じて俺は携帯電話のTEL番を教え

一度出直すことにした

一秒間がまるで永久の様な長さ…

T先生に連絡がついたのは4時間後だった


T先生
おーNかどうしたんや?嫁が教え子が、この世の終わりみたいな形相で来たいうてたぞ
先生…Bが亡くなりました。
T先生
そうか…
褒められた亡くなり方やなさそうやな…
K先生の行方を知りたいんです。先生何とかなりませんか?
T先生
Kくんか…力になれそうにないわ


嘘だろ…

みんなの読んで良かった!