天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ6

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前編: 天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ5
後編: 天国へ旅立っていった馬鹿な友人へ7

 逝くのだな…B




前回のあらすじ

恩師の声に

一人の男に戻り自責の涙を流す俺

そんな思いを知ってか知らずか

おかんも何も言わず俺を迎えるのであった…

泥のように眠った俺を待っていたのは

Bの母親からの感謝の声と葬儀の日取りのお知らせであった…。

あらすじはここまで


日曜日

俺はAとB家自宅前の浄水場にいた。

服は喪服…

密葬であるBの葬儀に

「友人として最後のお別れを…」

との言があり、招かれた。


B家は小さな葬儀場と化し

20人程度が参列した

外部の人間は俺たち2人のみ…

奇異の目が向けられていることをAは気にしたが、

俺は別に気にしない。


むしろ気になるわけがない

俺には別の風景が見えていた



Bは、怖いおばあさんに連れられて行った

お坊さんの読経なんか耳に入るわけがない

副音声じゃ怒り狂ったBのおばあさんがBを泣きながらどつきまわしていた

しこたま叱られたB…

どこはかとなくBは幸せそうだった。

普段は遠い親戚の守護にいたBのばぁちゃんが

Bのために職務を放り出してBの葬儀のために来たのだ




A
なぁ…
んー?
A
俺たち場違いじゃね。
そーだろうな。(裂きイカをむさぼりながら)
A
何でお前親族ほっぽり出して、俺たちが家族席にいんの。
B家の家人の特別な計らい。(ピーナッツをむさぼる)
A
…お前他の人の視線が痛いんだけど
んー?俺は気にならねぇけどな。(ハマグリのお吸い物に舌鼓を打ちながら)
A
更にもうひとついいか?
おう(ご飯をかき込みながら)
A
何でお前は誰よりもB家に馴染んでんの?
食いすぎじゃね
お仏前で出されたご飯を食べていくのも供養のひとつだから(にっこり)


みんなの読んで良かった!