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14/9/18

暴力人間(6~7歳)

Image by Olia Gozha

小学校に入学しました。

でも僕は入学しても友達ができませんでした。
原因は僕の性格だったと思います。
不満があると、暴力や暴言で人を傷つける。
そんな性格の僕と友達になってくれる人はいませんでした。

父は相変わらず僕を日常的に叩いてきます。

父に叩かれることに怯え、家ではオドオドと過ごす。
そのうっ憤を発散しているかのように、学校では問題行動を起こす。

僕の性格はどんどん歪んでいきました。

そんな僕の唯一の友達は家で飼っていた犬のエンゼル。

弟が亡くなってからしばらくしてから飼いだしたのです。

エンゼルはどんな時も僕に付いてきてくれました。

父は夜遅くまで仕事なので、学校から帰っても家にはエンゼルしかいません。
僕はいつも首からぶら下げていた鍵で家に入り、一人でご飯を食べる。
ご飯はほとんどがコンビニのお弁当。


『ただいま・・・おかえり』

僕もお母さんにおかえりって言ってほしいな…。

叶うこともないそんなことをいつも思っていました。

 

みんなは学校が終わったら、嬉しそうに家に帰っていきますが

僕は全然嬉しくない。だって誰もいないんだもん…。

そんな独り言を言いながら僕は、道端に落ちているチョコレートを食べました。

ラッキー!今日はチョコレート拾った!って。

拾い食いは日常的でした。

 

普通の家庭では、日常的なことも僕にとっては縁のないこと。
お母さんの事や弟の事を考えると寂しくなって…

その後はなぜかムシャクシャする。

そして学校ではまた暴力で発散するのです。

 

学校でそんな僕に付けられたあだ名は

『暴力人間』

暴力反対~暴力反対~と言われ僕はどんどん孤立していました。


小学2年生になろうとしている頃、父は再婚をしました。
『新しいお母さんが家に来るよ。』
父にそう言われて、僕は素直に喜びました。

”新しいお母さんも、優しいかな…”

淡い期待を持って、新しいお母さんが来ることを楽しみにしていました。

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