女の人(6歳)

この頃から、知らない女の人が、家に来るようになりました。
家に来る女の人は何人もいて、保育園の先生が来ることもありました。

女の人が家に来ると、きまって僕は保育園のような所に連れていかれます。

女の人が来るたびに父はこう言いました。

『この人が、新しいお母さんだからよく覚えておけよ。』 

”ふ~ん。お母さんって1人じゃなくて何人もいるんだなぁ。”
僕はそんなことを思っていました。


父の休日の過ごし方は、女の人と会っているか、パチンコ屋に行くこと。

この2つがほとんどでした。

パチンコ屋は朝から晩までいることがほとんどで、

僕はだいたい『どっかで遊んでろ』と言われて外に出されます。


一人外に出されてもやることがない僕は、

近くの公園とか川ででぼ~っとして過ごすことがほとんど。


つまらないなぁ・・・

遊園地に行ってみたいなぁ・・・

お腹空いたなぁ・・・

お母さんなにしているんだろう・・・

弟のいる天国ってどんなところなんだろう・・・


考えることはいつもそんなことばかりでした。

みんなの読んで良かった!