「刺青」がダメバンドマンに与える、良いことと悪いこと。②
いたいイタイいたい
もう何時間たっただろう?左胸が燃えるように熱い。
タトゥーはですね。結構痛いです。
どのくらい痛いかというと…そうですね…ツネられてる感じです。
爪で思いっきり。
ギューて。僕はそう感じてます。
場所によっては痛くないんで、寝ちゃったりもします。
それと和彫りも洋彫りも関係ありません。和彫りは痛いとかも意味わからん。マシンなのか手なのか、です。和彫りもマシンで入れる彫師さんたーくさんいます。(手彫りは経験したことありません)
どちらにしろ数週間経つと痛みなんて忘れてます。
だから繰り返す。
ジー・・・ジー・・・というマシンの音を聞くと「あ そういえばタトゥーって痛いんだった」と思い出す。そのくらい人は痛みをすぐ忘れます。
帰りの電車では疲れて爆睡。
嫌なことあるのは当たり前
タトゥーの話になると、大抵出てくるのが「後悔する・しない」の話だ。
僕はハッキリ言って何度も嫌な思いをしました。後悔ですよ、ほぼ間違いなく。
二十歳そこそこの世界の広さなんて、たかが知れている。(一部の方を除いて)
そんな狭い世界の中で、すぐに後悔なんてするわけがない。
問題はその後。歳を重ねていく上で噴出してくる。
今までは考えもしなかった人生のイベントがたくさん起こる。
後悔がじわじわと襲ってくる。
これらの解決策を探したり、逆に諦めたりすることで、責任を取っていくのだ。
で、解決できる人になりたいと、思うのです。
よく聞かれるので、ハッキリしておきたいこと
僕はタトゥーに助けられたことなど一度も無いし、心の支えになったことも無い。
「このタトゥーを見て頑張れた」という美談が語られることも多いが、僕はタトゥーをまじまじと見てるわけではない。
入れた時の気持ちも思い出せないし、思い入れのあるモチーフばかり入れているわけでもない。
痛みと共に覚えておくなんて無意味だし(痛み忘れるので)そこまで強烈な思い出なら、嫌でも脳みそが記憶しているはずですよね。
じゃあどうして入れたのか
順番が違うんです。入れることに目的があったわけでは無く「入れた後の感情が知りたかった」のです。トム・デロングを少しでも理解できるかもって思っただけなんです、すみませんです。
それと、「一度しか無い人生で興味を持ってしまったものに、すぐ手を出せる人間になりたい」という願望に従っただけでありまして。。。(薬物とかは興味もってもダメですよ。違法ですからね)
つまり覚悟は必要だったけど、理由の方はあまり濃くないかも。
さてそんなこんなのダメバンドマン。
タトゥーを入れてから変化がありました。
何から何まで、思考回路がポジティブになっていったのです。
これこそが、タトゥーから僕へのプレゼントでした。
タトゥーと上手に付き合える人になろうとしていたのです。
そう、重要なので覚えていただきたい。
タトゥーに向いてる人はポジティブな人です。
(長くなってしまいましたが、次で完結させますね、、、)
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