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14/10/19

「刺青」がダメバンドマンに与える、良いことと悪いこと。②

Image by Olia Gozha

いたいイタイいたい

もう何時間たっただろう?左胸が燃えるように熱い。
タトゥーはですね。結構痛いです。



どのくらい痛いかというと…そうですね…ツネられてる感じです。

爪で思いっきり。

ギューて。僕はそう感じてます。

場所によっては痛くないんで、寝ちゃったりもします。


それと和彫りも洋彫りも関係ありません。和彫りは痛いとかも意味わからん。マシンなのか手なのか、です。和彫りもマシンで入れる彫師さんたーくさんいます。(手彫りは経験したことありません)


どちらにしろ数週間経つと痛みなんて忘れてます。
だから繰り返す。

ジー・・・ジー・・・というマシンの音を聞くと「あ そういえばタトゥーって痛いんだった」と思い出す。そのくらい人は痛みをすぐ忘れます。


彫師さん「はーい お疲れさま。」

「(やっと終わった…もう帰りたい)」

帰りの電車では疲れて爆睡。




嫌なことあるのは当たり前

タトゥーの話になると、大抵出てくるのが「後悔する・しない」の話だ。


僕はハッキリ言って何度も嫌な思いをしました。後悔ですよ、ほぼ間違いなく。


二十歳そこそこの世界の広さなんて、たかが知れている。(一部の方を除いて)
そんな狭い世界の中で、すぐに後悔なんてするわけがない。


問題はその後。歳を重ねていく上で噴出してくる。
今までは考えもしなかった人生のイベントがたくさん起こる。


「(友達と温泉に行く時どうする?)」

「(あの子の親は何て思う?)」

「(子供の運動会はどうする?)」

「(親戚との集まりは?)」

「(仕事あるのか?)」


後悔がじわじわと襲ってくる。

これらの解決策を探したり、逆に諦めたりすることで、責任を取っていくのだ。

で、解決できる人になりたいと、思うのです。




よく聞かれるので、ハッキリしておきたいこと

僕はタトゥーに助けられたことなど一度も無いし、心の支えになったことも無い。

「このタトゥーを見て頑張れた」という美談が語られることも多いが、僕はタトゥーをまじまじと見てるわけではない。

入れた時の気持ちも思い出せないし、思い入れのあるモチーフばかり入れているわけでもない。

痛みと共に覚えておくなんて無意味だし(痛み忘れるので)そこまで強烈な思い出なら、嫌でも脳みそが記憶しているはずですよね。




じゃあどうして入れたのか

順番が違うんです。入れることに目的があったわけでは無く「入れた後の感情が知りたかった」のです。トム・デロングを少しでも理解できるかもって思っただけなんです、すみませんです。

それと、「一度しか無い人生で興味を持ってしまったものに、すぐ手を出せる人間になりたい」という願望に従っただけでありまして。。。(薬物とかは興味もってもダメですよ。違法ですからね)

つまり覚悟は必要だったけど、理由の方はあまり濃くないかも。




さてそんなこんなのダメバンドマン。



タトゥーを入れてから変化がありました。

何から何まで、思考回路がポジティブになっていったのです。

これこそが、タトゥーから僕へのプレゼントでした。



タトゥーと上手に付き合える人になろうとしていたのです。

そう、重要なので覚えていただきたい。



タトゥーに向いてる人はポジティブな人です。



(長くなってしまいましたが、次で完結させますね、、、)

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