神様ありがとう第6回
~発達障がいに生まれて~幼稚園・保育園~
ブログに、自分が生まれた時からの事をずっと書き続けてきました。もう何度もカウンセラーに話してきた内容です。あるカウンセラーの大家は「心理学的におもしろい」とのたまわりました。
何がどういう風におもしろいのか、教科書どうりの行程を踏んでいるという事を言いたいのか、いずれにせよ、カウンセラーが必ずいう決まり文句「親子関係が問題ですね」との一言で、0からの親子関係の組み直しをスタートさせます。何度も何度もです。
ともかくもうつを抜け出して、無事に治療を終了してシャバへもどるわけですが、また人間関係につまずいてうつの治療再開、例のごとく「親との関係」を問われ、再び0から組みなおし・・・。
いったいあと何回、この作業を繰返せばいいのか、ほんとに親子関係だけなのかな~などと頭の片隅で思いながら、うまく言葉にできないまま時間だけが過ぎていき、わたしは共働学舎で出合った今の主人との結婚生活に突入します。
その一年後、夫が実は双極性躁鬱病に加えて重度糖尿病も併発している事が判明し、晴れて障害者夫婦が誕生することとなります。
わたしのアスペルガーとしての特長はすでに、幼稚園・保育園の時には現われていました。集団になじめず、運動場で園児達と遊んでいるはずが、わたしだけいつもとんでもない場所に1人離れて、他のみんなとは全く違う遊びをしていたらしいです。・
わたしが今でもかすかに覚えているのは、幼稚園で気のあう友達がいなかったことと、なぜか人を怒らせてしまうこと、そして列の順番を覚えられなかった事です。実は大人になってから、発達障害関連の動画に、わたしとそっくりの女の子が登場してきて”あ!”と思った事がありました。
とにかく列にならばなきゃという一念で、後ろに回れば良いという発想がまったく浮かびませんでした。仕方なく列からはみ出して、とんでもない場所に座って待機です。わたしとしてはとりあえず今できる最大限の事をやったまでなのですが、先生からは「何をやってるんですか?」とまたまたおしかりを受けるというのが、幼稚園での日常茶飯事でした。
幼稚園を卒業して保育園に入所してからも、わたしの”愚行”は続きました。とにかく”脱走”をよくしました。家で1人で遊んでる方がおもしろかったからです。なのになんで怒るのだろう?自分の家に帰ってくることのどこがそんなに悪いの?という感じですよね、本人にしてみれば。
それと、もう一つ腑に落ちなかったのは”人形の遊び方”と”おままごとをする意味”です。
御人形は動かないですし、抱いて寝たらけばいし暑苦しいというか、一緒に寝るって何がおもしろいの?
おままごとはお遊戯ですよね?まったく興味なし!
わたしが夢中になって遊んでいたのは、プラモデル、レーシングカー、ミニカー、ロボット、積み木などでした。
”女の子は女の子のおもちゃで遊ぶのが普通だよ”と言われたかどうかはさだかではありませんが、女の子の遊び方がまったく理解できません、それが幼稚園・保育園での出来事です。
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