Starting Over~性同一性障害の私が、本当の自分を取り戻すまでの話~

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変わりたい。だけど、変われない。

何を、どうすれば良いのか分からない。


自分のことがわからない。

いや、わからないと思い込んでいるだけなのかもしれない。


私って、一体何なんだろう?

どうやって生きて行きたいんだろう?


私らしさって何だろう?

どうすることが、私らしいの?


考え続けて、悩み続けて、でも何も見つからない。

周りには、眩しい人たちがいっぱい。

自分と比較してしまって、悲しくなってくる。


「私だって・・・」


そんな気持ちばかりが先行して、焦る。そして空回りばかり。

今の私は、ホントに空っぽ。


だから、一度心も体もクリアにして、

リアルに「等身大の私」をここに描いてみようと思った。


そうして、もう一度きちんと自分自身と向き合って、

これからの未来をつくっていきたい。


そして、そんなありのままの姿を、誰かに見ていてほしいと思う。


いつか、記憶を無くしたあの頃の彼らとも、

もう一度会えるくらいになれたなら。


今度こそ私は、本当の意味で強くなれる気がする。


<生誕~中学生時代>

断片的な記憶しかない。それはあまり良い思い出がないからかもしれない。

でも、過去の自分とちゃんと向き合うために、頑張って思い出してみようと思う。


しっかりと覚えているのは、家族からの「長男」として向けられる想いや期待が重た過ぎたこと。

だけど、贅沢なくらい沢山の愛情を注がれて育った。

だから、この家族のもとで生まれ育ったことは、心から幸せに思っている。


生まれは愛知県中部。両親と姉2人という家庭に「長男」として誕生した。

みんなの読んで良かった!