就職の先生の卒業式~神様がくれた1年越しのキャッチボール~
大学や短大などで就職指導に携わる先生・職員は非常に多いと思います。また、民間であったり、採用する企業も就職支援活動などおこなってますし、最近では個人レベルでも広がっている様です。
さて、個人的な話を一つ書こうと思います。
これは、僕の教え子も交ったある大学の学園祭のイベントの模様です。ちなみに、僕は大学の教員でも職員でもない、通りすがりのおっさんが彼女達の就活を指導してました。
この話で知り合った学生を去年の10月から教えるようになりました。
就活の指導というと、キャリアセンター的な面接対策・ES・履歴書などの添削であったり、イベントなどの講師が挙げられます。イベントなどの講師であれば、イベントの開講時間だけであったり、キャリアセンターであれば適宜相談といった形で接触すると思います。
僕は、隔週(多い時で毎週)およそ800km離れた街に、バスや新幹線を使って行ってました。
mailやSkypeまたLineなどで会えない時には、対応しました。
時に厳しく指摘することもあったり(ある学生はストレス耐性が強い人を求める会社志望だったので正直つらかったです)恨み言のひとつもあってもおかしくはないでしょう。
最初は2人だったのが、
回を重ねることに増えて行き
12人までになりました。
同一県ですので、採用数そのものが少なかったり、1人枠といったこともありましたが、
涙の分だけ強くなるという言葉どおり夏には全員が進路を決めました。
夏休みが明け、彼女達が準備していた学園祭が行われました。
予想以上にパワフルな彼女達
僕は、指導方針の一つに社会人で大切なものは、友人それも仕事以外の友人(特に利害絡まない学生時代の友人)を大事にしてほしいという想いがあります。
内定先がどうでもいいということではありませんが、それ以上に大事なこともあると思ってます。
卒業まで残り5か月
彼女らの素晴らしいチームワークと一生懸命さに、大学を出た隅っこで40手前のおっさん(僕)が泣いてしまった訳です。
僕は、これで卒業だなと思った訳で。。。
この日が来たことが嬉しくもあり・またさびしくもあり
でも、節目をきちんと見れたのだから幸せだと思うのです。
就職の先生は、先生なのか?ということを考えた時に、就職活動が終われば先生ではないと思います。
だからこの日、僕は先生からただのおっさんになりました。
そうこうしていたらさっき教え子の一人からこんなメールが・・・
「写真ありがとうございます(*´∀`)また今度みんなで飲みでもしましょう!!」
また・・・涙が出てきました。
そして、今は2年越しでこの話とこの話の彼女達の就活の先生をやってます。
キャッチボールは・・・まだ続いています。
2年経った後も。。。
今度は、就活でなく・・・社会人としての先生になるのかもしれませんし、ママさんの先生になるのかもしれません。
不確実な未来だからこそ、一期一会を大切にしたいと思います。
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