『~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第二十六話』

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第二十六話 とまらないドリー、終わらないドリー

秋田県秋田市編

≪まだまだ続く秋田市編≫

8月6日 AM9:00
 かちこさんの出産の興奮から覚めないが、同時にイロイロとやらなければならない仕事
もある。
 メンタル的なケアも必要だし。
 復帰に向けた調整も必要だし。
 それに、保育園の問題も。
 帰ったら、やること山積みだなと思いながらも、やる気に満ち溢れていた。
 そんなテンションからか、朝から入った喫茶店で目が合えばドリーの連続だった。
 いくつかまとめて見る
  •  ≪秋田から公務員で札幌で働く人≫とリフレクション
 出身は宮城県から大学は秋田
 働く先は、北海道
 住む場所を通して住めば都な考えを持ってらっしゃる。
 永住する予定の北海道において、結婚相手の問題について語った。
 
  •  ≪秋田でうまれ育ち地元企業で働く人≫とリフレクション
 固い地域性に対して、夢や未来思考する会話の機会がない。
 どうせ無理論、どうせ秋田だから論が強い。
 学生時代と違い、同期が帰ってくる時が会話できる。
 メールでは、伝えたいコミュニケーションに限界があるということを聴かせていただい
た。
 
  •  ≪秋田出身で東京で働く方≫とのリフレクション
 秋田は落ち着く。だから祭りじゃないときに帰りたくなる。
 地元の人はどんどん減ってる。
 地元の人がいるときを選んで力をかしてほしい。働く形で帰りたいけど帰れない現状が
ある。

 そして、昨日お祭りで一緒だった


  • ≪修士修了を目前にした≫とのリフレクション
 先輩、同期から学生時代に遊べる時間を大切にと言われ続ける。だから、企業に入った
ら、同期とゆっくり旅もできないだろう。そして、結婚、出産がある。
 多分……最初で最後になるかもしれない旅行である。
 
 あっという間に、各駅停車の時間が近づいてくる。
 盛岡県岩手市に行く各駅停車は、秋田発PM1時35分の奥羽本線各駅停車院内行、そし

て大曲で、田沢湖線に乗り換えて行く。

 田沢湖での岩手方面の各駅停車がない為に、急がなくてはならなかった。

≪秋田県秋田市 秋田駅前≫

8月6日 PM1:24
未だに、忘れることが出来ない出会いがここにもある。
時間は、1時24分。
ご飯を食べて、さぁ急げとしていたところである。
二人組の大学3年生に会った。
旅の話をちょっとして、写真を撮らせていただいた。



俺が、ふと言った言葉

 

『秋田で就活支援セミナーがやれればいいね』
それが、あきたドリーのキッカケ。
彼女達と別れてからの電車で、色んなメッセージが飛んできた。
そして、このツアー中、幾度も進路について相談を受けたり、インターンシップのエン
トリーシートの添削を行った。
ほんの数分もない位の出会いだった。
しかし、それが、後に定期開催につながるあきたドリーの、始まりだった。

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