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14/10/29

だめだめ高校生が、ブレイクダンスで、学歴社会にカウンターパンチを食らわせた話⑤(おしまい)

Image by Olia Gozha

前回では、


文化祭でのショウに、【たくさんのお客さん】が来てもらえるように、

→【ブレイクダンスに興味】をもってもらう!

って、意識ではなくて、

→【ダンスを踊っている自分】に興味をもってもらう!!

ってことが大事だな。って考えたんだ。


つまりね、

【イケヤ シュンスケ】

っていうブランドの構築を目指した。


マーケティングで言うところの【ブランディング】ってやつをしたんだ。

例えばの話なんだけど、

「Apple」にはたくさんのファンがいて、

「新製品を出しますよー!」

っていうだけで、みんなすごい期待するよね。


「どんな製品が出るんだろう。。」

って。


なぜみんな期待するかっていうと、

Appleの商品は、いつも

どれもスタイリッシュで、使いやすくて、洗練されている。


これを使えば

「より良い未来が手に入るに違いないし、かっこいい自分を演出できるんじゃないか」

って感じるから!


だから、

【イケヤ シュンスケ】

のショウを見に行けば、絶対面白いことが待っているし、

驚かせてくれるに違いない!!

って、【たくさんの人に思ってもらえるように、】


日ごろから、

いつもかっこいい。いつもおもしろい。いつも奇想天外。

な行動を考えて、行う!!

その連続によって、

【イケヤ シュンスケ】

っていうブランドが、【お客さんの中に勝手に発生する!】


「今」の連続が「未来」になる。


そんなこんなで、


授業中はノートに、ショウのムーブ構成を書いて、

構成を練り直してみたり、

どんなことをやったら、みんなにウケるかな。。。

なんて考えたりと、


ダンスに全力の日々を送った。

マジ全賭け。授業とかなんも聞いてなかったよ。

移動中も、ケータイでダンス動画見ていたし、

昼休みにはたくさんの人に見てもらったし、本音で評価してもらった。



やっぱり、

本気で取り組んでいると、【本物】を体験したいな。。

って考えるようになった。

サッカーが好きなヒトも、野球が好きなヒトも、

やっぱり、みんなプロの試合を観戦しに行ったり、ワークショップに参加したりするよね。

だから、

自分も一回プロダンサーに会ってみたいと思ったんだ。

絶対いい刺激になるし、もしかしたら友達もできるかもしれないしね。

実際、【トシ】っていう仲間はいたけど、トシはダンスは踊らないから、


おれの高校には男のダンサーは俺しかいなかったんだよ。

ダンス部はあったんだけどね。女の子しかいなかったんだ。

まあ、ダンス部の女の子とは仲良くはなったよ。

でも、

やっぱり共に高め合える男のダンス仲間がほしかったんだ。

でさ、

静岡の田舎から東京に行って、

あるダンサーのワークショップに参加したんだ。

そのダンサーっていうのが

【ISOPPさん】

実は、ケータイ(ガラケー)でダンス動画を

探したときに、初めて見つけたダンス動画、


初めて保存して、何回も何回もみて

初めてコピーしたダンス動画のダンサーが、偶然にも

ISOPPさんだったんだ!!

すぐにファンになって、


【ISOPPさんのDVD】、【ISOPPさんの所属していたダンスチームのDVD】

とか、あらゆるものをとりあえず買って、すべてを吸収した。


絶対ダンスに関係なさそうなCDも買ったよ。

もうこの人しかいないって思ったよ。【ISOPPさんに全賭けした】

ISOPPさんのムーブはとにかく全部できるようになってやろう!!

って意気込み。

今でもISOPPさんはブログをやっていて、

読んでいて面白いし、すごい興味深い!

ダンスをやっている人はもちろん、やっていない人も

読んでいて元気がもらえます!!

高校時代にISOPPさんから学んだことは、


【今でも自分の中に生きている】


ISOPPさんのモットー

   《《完全燃焼》》

「心、技、体、共に妥協せず最後まで燃え尽きること」

この言葉が高校生だった自分の


確かな行動指針になったんだよ。




高校生なんて、考え方がぐちゃぐちゃしてるだろ?


大人ぶってるけど、自分の軸なんて全くないし、


進路を決めるときだって、すげー適当だったろ?




おれなんて、トヨタに入社できれば最高でしょ!


って、意味不明な考えで、模試の時に選んだ大学が“豊田工業大学”


いかにもトヨタに繋がってそうだろ? (笑)

もうクソバカなんだよ。

うん。

だから、行動指針があって

途中で方法を、何度もぐちゃぐちゃに変えて、目標にアプローチするよりも、

考えとか方法変えず、シンプルに目標に突撃した方が、

どうして成功したのか。

どうして失敗したのか。

その理由が、とってもわかりやすいんだ。

だから、反省もしやすい。

反省しやすいってことは、

学びが大きいし、次に生かしやすい!

つまり、

自分の進化につながる!!

逆に、何度も方法を変えて目標にアプローチして、

成功しても、その理由を考察するのが、

死ぬほど面倒だし、次に活かしずらい。

失敗した場合なんて、もう後悔しか残らない。

スティーブ・ジョブズもいっていたように


「シンプルさ、明快さは、究極の強み」

なんだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

で、やっとこさ高校三年5月!

本番!文化祭を迎える!!



結果は。。


































《《大成功》》

もちろん、それしかありえないでしょ!!

普通なら、【トシとおれ】の二人しかいないグループになんて、

文化祭のステージ使用時間の枠なんて取れないんだ。

全校で約1000人もいると、発表したい奴らはたくさんいるから。

でも、

毎日毎日、大勢の人たちにムーブを見てもらって、シェアして、

しっかりとセルフプロデュースしといたから、運営側も断る理由はなかったんだと思うんだ。



この活動には、指導をくれる監督も、部費をくれる顧問も、正式な練習場所もなかった。

誰かから答えなんてもらえなかった。

でも、

自分で考える。それがHIP-HOPなんだ。

田舎で情報が少ないという、いまいちな環境でも、たくさんのお客さんが来てくれて、

大きな拍手をもらえたの理由は、

ダンスが好きだったから。(まあ、始めた理由はモテたいから。なんだけどさww)

好きなことなら何時間でも考えられるし、多少肉体的にキツくても練習する。

プロになれば別だけど、ダンスなんて本気でやっても「お金」にはならない。

でも、

本気で行動して、その先が成功だろうが失敗だろうが、

得られる学びは、とてつもなく大きい。

成功したのなら、その過程を自分の中の「勝ちパターン」として、他の物事に当てはめればいい!!

失敗したのなら、反省して、「負けパターン」として、次の物事はそれを回避しながら、行動すればいい。

おれがダンスから学んだことは、ほんとに大きい。。。

ほんとやってよかったと思ってる。まじで子供が生まれたらダンスをやらせてあげたいんだ。

だって、普通の部活で【ブランディング】とか考えないだろ?

ゼロから自分のスタイルを創り上げなきゃて思わないだろ?

みんなの前で踊らないだろ?

シェアしようとか思わないだろ?

HIP-HOPってさ、一見反社会的なんだけどさ、

やってることって、ものすごい社会性があると思うんだ。

野球でも、サッカーでも学べないことが、学べるんだ。

もちろん、野球やサッカーでしか学べないこともあるんだけどさ。。


結構、ダンサーはまじめに頑張ってるやつらなんだよ。


だから、このストーリーを読んでくれた人の一部でもいいから、

街で踊っているダンサーたちを、温かい目で見てくれる人が増えたら、


マジでうれしい。




というわけで、、、




おしまい。








追伸




で、結局おれはモテたのか?彼女はできたのか?






モテた!






でも、彼女はできませんでした~orz

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このストーリーは、僕の原典と言えるものです。少し長いですが、よかったら読んで行ってください。

今では、転職アドバイザーとして活動しています。

20代の転職を超絶サポートします。

夢を夢を追いかけたくて仕方ない人。

毎日がつまらない20代の人生に革命をぶちかましましょう!!!

勝つまでやりましょう。

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