自分を信じられるようになったきっかけ 第二回

1 / 2 ページ

前編: 自分を信じられるようになったきっかけ

そして、当日。

日程は一泊二日で、初日は花博、二日目は試合という日程でした。花博はあんまり覚えてません。

このときに撮った写真見てもあんまり楽しんでないのがわかります(笑)


二日目、いよいよ試合です。

出場するのは「形」といわれる演舞みたいなものと「組手」といわれる実戦です。どちらかというと組手よりは形のほうがまだ得意だったんですよね。痛くないし(笑)


午前中が形の部で、組手は午後からです。

形 の試合は、それなりに大観衆(今思うとそんないなかったんだろうけど、当時はそう感じた)の前、大きな会場でやったことなかったんで、大緊張してしまい、いつもより出来が悪い。

あっという間に一回戦敗退。悔しいやら情けないで涙浮かんできちゃって。

形にカケてたんですよ。でも、その形はグダグダな内容になってしまった。


もう今回も望みが薄いと午前中はうなだれていました。

なぜなら組手は今まで大会では勝ったことがなかったんですよね。

今までの試合で一回も勝ったことのない「組手」

それがこんな大きな舞台なら尚更勝てるわけないやんって。


午前中落ち込むだけ落ち込んだ僕は、午後になっても暗い表情のまま、組手選手入場のために整列していました。


中学二年の部、総勢64名、背番号2番で第1試合。


また緊張するシチュエーションです。整列しながら、僕は、ずっと自分を責め続けていました。


俺は何をしにきたんだ?
親にそんなに金使わせて神戸まで来て、何もせずに帰るの?
そんなのは情けないし、嫌だ。

もう腕折れてもいい、足折れてもいい、
試合終わったあとなんかどうでもいい、
とにかくやれるだけやってやる。
このままじゃ母親に顔向けできない。


もう、ホント吹っ切れましたね。

「必死」「本気」「覚悟」「集中」が今まで足りなかったんでしょうね。


そう心に決めて、コートにたちました。試合が始まります。

審判の号令とともに、相手めがけて突進しました、無我夢中で・・・。

・・・勝ちました。


大きな大会では初めてでした。信じられなかったですね、「僕が勝つ」なんて。


そして2回戦。1回戦は勝てたものの、「勝てるのかなぁ・・・」って。ここでも不安でいっぱいでした。でも弱気になっても仕方がないのでここでも1回戦目の気持ちを思い出して思い切って攻めていきました。


結果、同点で延長戦先取り1本です。

審判の号令とともに突っ込みます。相手も突っ込んできます、ほぼ相打ちのような感じでお互いに突きが当たりました。審判の「辞め!」という号令で、自分の立ち位置まで戻ります。


ドキドキでした・・・。今のはどっちがポイント取れたのか・・・。審判の手を見つめます・・・挙がった手は僕側の手。

そして僕の勝利を告げてくれました(赤いのが僕)。

みんなの読んで良かった!