パニックだった私がメンタルコーチになり、全国行脚することになった話

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「しっかり休んで、病気治して来い!」


上司にそう言われたのは、4年前…。

その頃の私は、パニック障がい、真っ只中。

会社を休みがちになり、
行っても発作を起こす状態だった。


「はい…。
一ヶ月経ったら、必ず戻ってきます。
迷惑かけて、すみません。」


そう言ったものの、薬を飲んでも治らない。
寝てても治らない。
どうしていいか?わからなかった。


「好きなことをやってこい。」
上司の言葉を頼りに…

一度、お逢いしてみたかった先生の
講演会に行ってみた。


先生に現状を伝えると…
先生はこう言って下さった。

「おめでとう!!

今…君はしんどいかもしれないけれど、

その病気を乗り越えることができたら、

同じ病気の人を助けることができるよ。

それが君の使命だよ。」


仕事にも行けない、
こんな私でも、役に立てることがあるの??

初めて、希望の光が見えた。


それからの私は、
病気を公表することで、

誰にも言えず、
苦しんでいる人の勇気になれば…と思い、
パニックを公表するようになっていた。


次に出逢った方に言われたのは、

「仕事を休めるなんて、ラッキーやな!」

この一言は、とっても衝撃的だった。

ラッキー!と思ってもいいの?
ラッキー!と思ってもいいんだ!!

シングルマザーとして、頑張ってきたから、
少しくらい、休んでもいいよね?

やっと、そう思えた。


そして…やりたいことをやり続けた。

相変わらず、ドクターストップのまま、
月日が流れ、会社に戻れなくなった。


パニック障がいを公表している私に、
友だちが、薬を使わない精神科医の
先生の存在を教えてくれた。


なんか…あやしい?!
とはいえ、他に手立てが無かった。

不信感を抱きつつ…行ってみた。


『薬を使わない精神科医のグループセラピー』

先生のおっしゃることは、

どれもこれも、目からウロコだった。


薬は身体の声を消してしまう。

身体の声を聴いて。

笑顔に従って。

症状はチャンス!


先生の講演会を企画することになった。

イベントの打ち合わせのメッセージで
繰り返し3つの言葉を言われ…私は楽になった。

今だに、先生の病院に行ったことが無い。


それから、3ヶ月後…
160人の前で、先生と講演会をした。

講演会をきっかけに、
学んでいたカウンセリングを始めた。


カウンセリングをしていて、
このままではダメだと思った。


自殺者3万人…。

カウンセラー、精神科医、セラピスト、
みんなが頑張っているのに、減らない。

何かがおかしい。

なぜ、毎年、亡くなる方がこんなにもいるのか?

亡くなる方の数より、
病気になる方の数が多いのではないか?


予防だ!予防が必要なんだ!

笑顔を増やすんだ!

自由に夢を描いて、
夢に向かう人を増やせばいいはず…。

そう思い立ち、夢を引き出せるコーチングを
学ぶため、コーチングスクールに申し込んだ。


スクールでは、疲れや体力不足で、
身体が悲鳴を上げた。

発作が起きた…

でも、この頃の私は、
発作は再発ではなく、
身体の声だと知っていた。

「疲れたね。ごめんね。」
そう言い聞かせながら、通い続けた。


スクールのトレーナーは、
こう言ってくださいましたた。

「私たちは、たくさん傷ついた。

それでも、まだ、あきらめていない。

自分にOKを出したい。

他人を信じたい。

誰かの役に立ちたい。

それって、すごいことだと思う。」

もう、ひとりじゃない。初めてそう思えた。


コーチングを学んで、
自分がいかに苦しい考え方をしていたか? 

自分とのコミュニケーションが
苦しいものだったか?わかりました。


考え方のクセ。
悪い方に、悪い方に、
勝手に想像を膨らませる。

コミュニケーションのクセ。
「なんでできないの?」と自分を責める。


クセに気付くと変えられます。

考え方のクセが出た時は、
「本当にそうなの?」と問いかける。

コミュニケーションのクセは、
「本当はどうしたいの?」に修正する。

少しずつ…楽になってきました。


『本当はどうしたいの?』


気がつくと、日本中の人に、
このコーチングを広めたいと思ってました。


簡単に安く学べて、
誰でもコーチングができる仕組みは?

試行錯誤しているうちに、
商品化してしまいました。

その名も「すまいるすごろく」


「すまいるすごろく」を広めたい。
でも、私一人では限界がある。
だから…
私と一緒に広めてくれる協力者を募りたい。


全国の必要としてくれる人に届けたい!

家を手放し、
全国47都道府県を車で旅に出ることにしました。

47歳、ホームレス。

さぁ、いよいよ、旅の始まりです。


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47歳でホームレスになってまで、47都道府県をまわることになった話

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