四角関係 第一話

次話: 四角関係 第ニ話

えーと、いくつだ?21になったときの冬か。

自虐っぽいし、まぁーいい加減年数も経過してるので、書いてしまいます。

まだ、警備時代で、かつ社員になる前のフリーター時代の頃のお話です。


先ずは登場人物から紹介しましょうか。ちょっと複雑かもしれないので。

僕・・・僕です。

Sちゃん・・・(確かSだったと思うけど忘れた)ファミレスでバイトしてた可愛い子。後輩の彼女。

T子・・・僕の元カノで、バイト先の女子社員

M・・・バイトの後輩(ただし、同い年)

この4人です。


21のとき、アルバイトの割にかなり荒稼ぎしまして。夏に稼ぎまくった僕は念願の独り暮らしをスタートをしていました。場所は繁華街から自転車で15分、大きな駅まで、10分という遊びに行くには結構いい場所で家賃もそれほど高くない、いい1ルームマンションでした。


そのマンションの目の前にファミレスがありまして。

独り暮らしをしているとですね、なかなか自炊なんかするわけなく、ちょこちょことそのファミレスを利用しておりました。


そんなある日、後輩のMがですね、

「平田さん、メシおごるから、ファミレス行かへん?

 平田さん家の目の前にファミレスあるっしょ、あそこ」

と誘ってきました。


僕はそれほど仲良くない後輩からの誘いだったんで、不思議な感じもしましたが、とりあえずOKしました。そして、約束の日、ファミレスで後輩と待ち合わせ、店内へ。すると、結構カワイイ子が仲よさげな感じで後輩に話しかけに来ました。


「知り合いなん?」と聞くと「彼女です」と。


Mは結構、女癖が悪くて遊んでるとは聞いていましたが、こんなカワイイ彼女いるんか、と驚きつつ、羨ましいな、と。


で、結局、なんで、このファミレスに来たか、というと僕を驚かせるのと、彼女は前々から僕がこのファミレスに来てるのをMから聞いていて、僕が毎回、結構な量を食うので、それを見てみたかった、とのこと。


そして、お互いに(3人とも同い年)ということもあり、いろいろと盛り上がって(付け加えるなら、僕の中学のときの彼女と高校で同窓生でもあったのでビビった)、それからファミレスに行く回数が増えた。彼女のバイトが終わってから30分くらい一緒におしゃべりしたり、コーヒーおまけしてくれたり、まぁいろいろと話をするようになり、話を聞くようになった。


そんなこんなのある日。


ファミレスでメシ食って、さぁー帰ろうかってときに、Sちゃんが俺の横に座った。それ自体は珍しいことではないのだが、この日は少し様子が違った。とにかく暗い。元気がない。それはもう明らかだった。


「どうしたん?元気がないように見えるけど。疲れたん?」

「ううん。あのね、実はね。相談したいことがあって・・・」


僕はこの流れに弱い。あ、めんどくさいことだろうな、とは思ったんだけど、頼られてるとか信用されてると感じて、ついつい安請け合いしてしまう。


「ん?どうしたん?俺でよければいくらでもw」と言ったら、ものすごくか細い声で

「あのね、Mがね、浮気してるかもしれないの・・・」

と。


おいおい。マジか。よくやるよなぁ~。こんなカワイイ彼女いて、浮気するとか信じられんな。ったくどうしようもないやっちゃな~。


「マジで?アイツ何考えてんだ。え?で、それは確定なの?相手とかは?」

と聞いてみたら、

「まだ確定ではないけど・・・。相手はバイト先の女の子で・・・」

ってことは浮気相手は俺の知り合いじゃん!! 誰だよ。

(バイト先で俺やMはそれなりに目立つ存在だったんで、当然、MがSちゃんと付き合ってることは有名だったし、Sちゃんがどこでバイトしてるとかも結構知れ渡っていた)


「うっそ!! マジで? あいつバカか。ウチの女子だと・・・誰がいたっけな・・えーと・・・」と思い当たる人間を色々と思い浮かべていたら、Sちゃんがぽつりと・・・

「Sさん(T子の苗字)だよ・・・」

と。


その瞬間に頭に浮かんだセリフは

「また、おまえかーいっ!!」でした。


まず、T子とは、その年の5月くらいから付き合いだして、8月か9月には別れてた僕の元カノ。僕がフラれたわけだが。理由は

「遊び人で女癖が悪いと思ったら真面目だった」

という理由。T子はそういう、

女癖が悪い、ちょっと悪い男がタイプだったのだ。


当時の僕は外見はヤンチャだったし、バイト先でも目立ってたし、ケンカっぱやくて、強面で通ってた。ま、ヤンキーの先輩に憧れてただけだったんだけどね。そんな僕に猛アピってきたのがT子だったんだけど、付き合ってみたら、浮気はしない、一途だったもんだから違うなってことでフラれた。


で、結構落ち込みまして。体重落ちるくらいに。

まして、職場が一緒だから気まずいし、周囲に気を遣わせるし、ってことで辛い時期だったんですよ、暫く。それがやっと癒えて、普通に過ごせるようになったなーってときにこの仕打。聞いた瞬間に「やっと傷が癒えたのにまーたお前に振り回されるんかよー・・・勘弁してくれよ。忘れたいのに・・・」と。


「あれ?それって俺の・・・」

「うん。元カノって聞いてる。だから相談したってのもある・・・」と。


あーそうですかー。こりゃまためんどくさいことに巻き込まれそうですなー、と、思いながら沸々と湧き上がる怒りっての?やり場のない。自分でもなんでこうなるの?と怒りたいような泣きたいような、そんな心境だった。


兎にも角にもまだ確定ではないし、Sちゃんを元気づけて、いつでも相談にのるから電話しておいで、遠慮なくね。といい、その日は解散。家に帰って「マジかーーーーーーっ」と頭を抱えた。と同時にまだ少しだけど元カノに対して少しだけど想いが残ってたのを再確認した自分だった。

続きのストーリーはこちら!

四角関係 第ニ話

著者の平田 睦さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。