76,000円 Vol.05

前話: 76,000円 Vol.04

いよいよ、最終日。

もう、ほんとキツイ。あと、一日、今日さえ終われば終了する。

もう、頭のなかがそればっかり。


5日の日勤

最終日。

一番疲れるタイミングが夜勤の終わりからそのまま日勤に入る瞬間。

あまりの憔悴ぶりと僕のトラブルの多さから会社側が配置換え。

比較的人の少ない横断歩道に回されました。


立ってるのがやっとな状況。クマはますます濃くなり、メシ食っても吐き気するだけ。それでも配置換えのおかげか、最終日はトラブルも起こすことなく、無事終了。


5日の夜勤

ほんとにほんとに最後だーってことで少し復活。もう何日もシャワー浴びてないし服も着替えてない。カラダから異臭が放たれてるのが自分でもわかる(当然、何日か歯も磨いておりません)。

それでもメシは食わず、ひたすら水分補給とカロリーメイトでごまかして、シャワー浴びず仮眠。


病気でもないのにこれだけ長時間風呂に入らないのは後にも先にもこのときだけ。顔には垢がたまり、制服のシャツの襟や袖は真っ黒になってる。靴下も汗で足の形に固まってる。

なんとか無事夜勤を終え、地獄の勤務から開放。


この連続勤務でついた時間は76時間で4日間で76,000円ゲット!!

そう考えると割りがいいなぁとも思うんですけど、もう翌年はやらなかったし、会社側も「シフトの入れ方に問題がある」と言われたらしくこの「シフト」は禁止になりました。

著者の平田 睦さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。