なぜ臆病な私が人に会いにいくのか~サングラスをかけ替えたら世界が変わった話~

私は最近上野にあるパンダタワーという超大型シェアハウスに時々泊まりに行っています。そこはいろいろな人がお互いを尊重しあって、楽しく暮らしている素敵なお家です。私は自分が会ってみたい、面白いと思う人がいたら手紙を書くなり電話をするなり、いろいろなことをしてなんとかして実際にその方会えるようにいろいろ頑張ってみる方です。今回このシェアハウスに暮らすことになったきっかけも、その家を管理している方のブログが面白くて個別でFacebookにメッセージを送り、会いに行ったのがきっかけでした。私はもともとすごく臆病な性格で人の顔色をいつも伺っておどおどしてるような人間なのですが、自分がなぜそうまでして人に会いに行くのか、改めて自分の価値観について考えてみようと思います。 
私は自分にとっての普通(こうしなきゃいけない、こうあるべき!っていう思い込み)が環境の変化や人との出会いから変わっていくのはすごく面白いことだと思っています。
こう思うようになったのは、私が少し、いやだいぶ変わった家で育ったからかもしれません。
私の父は会社を経営していて、母もその会社で働いています。私が中学生になった頃から、親は家にほとんど帰ってこなくなりました。父の帰宅は午前2時~3時、そして母も夜の12時頃まで帰ってきませんでした。
小学生の弟と中学生の私を残してそんなに遅くまで家に帰ってこない理由は、
父は仕事が楽しいから、そして母は大好きな父と少しでも長く一緒にいたいからという理由でした笑
時間的余裕もないために私の親は家事を全くせず、家はいつもぐちゃぐちゃ、冷蔵庫はいつも空っぽ、
なので私は中学生の時からなかなかサバイバルな生活をしていました。例えば、冷蔵庫の中にとろけるチーズが1枚しか入っていなかったので、白いご飯にただチーズをのせて食べてみたこともありました(あれは美味しくなかった)。そんな私の生活を見て、周りの人たちは私を可哀想と言いました。あなたの親はおかしいと。
でも私は今そんな親を尊敬してます。
昔はホームドラマを見て、なんで私の家族はこうじゃないんだといちいち落ち込んでいました。私は社会人になるまで「自分の中での普通の家族」というものにかなりこだわって生きてきました。
でも自分も社会人になって思ったことは、大人になって自分のやりたいことを自分の気持ちに素直に従ってやるのってすごく大変なことなんだなということです。
これまでは「親は大人なんだから、自分の気持ちを抑えて親らしく世間一般でいう大人という型にはまった行動をとるべき」という子供目線で、親の文句ばかり言っていました。でも、自分が社会人になって親を一人の人間、大人対大人という目線で見たときに、「こんな風に自分のやりたいことに素直に従って生きていたら幸せだろうな」と思うようになりました。
前職場の人がクリスマスの時におじさんおばさんが手を繋いで歩いていて良い年なのに気持ち悪いというようなことを言っていたのを聞いたことがあります。でも私の親は良い年して手を繋いで歩いています笑  
私の父は仕事が楽しいと言っています。私の母は大好きな父と一緒にいれて幸せだと言っています。そして、家族が仲良くて本当に幸せだと。
私は社会人になるまで、私の家族は本当に仲が悪いと思っていました。だって家に帰ってこなかったのでほとんど喋ったことがなかったからです。
でも私の母は家族のことを昔から皆仲が良くて幸せだと言います。きっとそれは、私と母で物事を通してみるフィルター(価値観)が違ったからだと今は思っています。
例えるなら、母はピンクのサングラスをかけて、私はグレーのサングラスをかけて物事を見ていたという感じでしょうか。
もし周りの人がグレーのサングラスをかけていて、それを強要してきたとしても、自分の環境において一人だけピンクのサングラスをかけていた方が幸せなら、私はその方が良いと思っています。人生一度きりなんだから、私はどうせなら色鮮やかな世界を見て生きていきたい。
でも人間って自分が何色のサングラスをかけているのかはなかなか気づかないものなんだと思います。だってそれが自分にとって当たり前になっているから。
そして、こんなサングラスの色もありなんだと気づかせてくれるきっかけが、人との出会いだったり、環境の変化なんだと思います。私はそれを過去いろいろな人との出会いから教えてもらいました。
そして、違うサングラスをかけて過去を振り返ってみた時、自分がこれまで見ていた世界が少し違う色に見えることにも気がつきました。今は私の親はおかしい。から、私の親は面白いに私の中では変わっています笑
私にとって自慢の両親です。
だから、私は新しいサングラスを探すのってすごくワクワクします。先に書いたように、私は臆病で、いつも人の顔色を見てオドオドするような人間ですが、何かきっかけがあった時にえいっと飛び込む少しの勇気だけは持つように心がけています。そしたら、そこにいる人達が私の中に何か変化をくれることを知っているからです。そして、これまで私に新しいサングラスをかけることを教えてくれた人達のように、私も私と出会った人がこんなサングラスもあるんだと発見できるような、そんなワクワク感を与えられる人でありたいと思っています。 

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