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15/1/23

図書館員から独立へ~自分で仕事を作る その2~

Image by Olia Gozha

【悲壮感と危機感】


携帯電話ごしに頭を下げた僕は、
知り合いの方の職場に連絡しました。


ちょうど図書館員のアルバイトの募集があったので、
応募を決断。



この頃は単純に図書館で何をやるんだろうと思っていました。
司書さんの仕事では無かったのは知っていたので、
尚更謎は深まるばかり。


背に腹は変えられないと、
履歴書を送る。


もう就活やバイトを含めると何十枚書いたであろう、
薄い紙一枚に人生を込める。



落ちたら御終いだ。


あのときの僕は乱雑な字で悲壮感と書いた紙を

自分で背中に貼って、

誰かに笑って欲しいとすら感じていました。


家には借金、周りの友人とは疎遠になり始めて。


同情されることはもちろん、

純粋な気持ちで優しくされることも、

受け止めきれなくなるぐらい、

余裕がありませんでした。


独りを痛感した瞬間。



一歩踏み出しました。



危機感でした。


このままの自分じゃ駄目だ。
周りから誰もいなくなる、
親も助けたい。

自分を育ててくれた親を助けたい。


そして、もう一度自然に笑いたい。

楽しくなりたい。


全然知らない人の中で頑張りたい。

そんな僕の気持ちを神様は知ってか知らずか、

一本の電話が鳴りました。



~その3に続きます~




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