宇宙人がくれた答え《第1話》自分の中の衝動の正体

次話: 宇宙人がくれた答え《第2話》意識の中に眠る先祖の思い

震災をきっかけにリーディングカウンセラーとなった私はある一つの壁にぶち当たっていました。


カウンセリングをしていると、過去に辛い出来事があった人はその思いを完全に心の奥底に閉じ込めて忘れていたり、そのことではもう傷つかないように感覚を麻痺させている。


その閉じ込めた思いや、麻痺させた感覚を取り戻さない限り、自分本来の人生を歩むことは出来ない。そう感じていたのです。


心の奥に押し込めた思いと言うのは、その人の中に確かに存在する。

でも、その他にも自分は気づかない思いが存在する。

どうあがいても自分で気づくことが不可能な思い。


それは何か?


1つは過去世での記憶


そしてもう1つは・・・・


肉体に刻まれた先祖の思いの記憶



何年前だったか、世界的に有名なアカシックレコードリーダーのゲリー・ボーネルの『ビュイック・ドライバー―新次元の叡智 (超知ライブラリー)』という本を読みました。


とても分厚い本で、目からウロコが落ちるようなことがたくさん書いてあったのですが、その中で何年経っても忘れられずにいたフレーズが


思い(記憶)は7世7代に渡って受け継がれる


と言ったようなもの。

詳しい数字は6世だったか7世だったか忘れてしまったのですが、とにかく過去世の記憶は7世ぐらい遡るものまで持っている。

そして、先祖の記憶も7代ぐらい前までのものを持っているということ。


それを読んだ時には、過去世は理解出来ても、先祖の記憶を受け継いでいると言うことがいまいちピンと来なかったのです。


ところが数週間前のこと。


クライアントのYさんが私のところに過去世リーディングにやってきました。


Yさんは、4ヵ月程前だったか通常のカウンセリングにいらした方で、今度は過去世も視てもらいたいと言うことでいらっしゃいました。


前回カウンセリングをした時に、現在の生活に影響を及ぼすようなトラウマや思考を見つけることが出来ず、それでも何となく細胞が生まれ変わるようなヒーリングやボディーワークをした方が良いと言うことだけは分かっていたので、それをするようにアドバイスだけしてお帰りいただきました。


そして今回、過去世をみたのですが、これもいくら視ても現在に影響を及ぼしているような過去世が出てきません。


おかしい。


何かがおかしい。


現世での記憶にも、過去世の記憶にも現在の状況を生み出すような大きな出来事がない。

でも、明らかに彼女の影にはちょっとした黒いものが見えるのです。


なんだろう?


これはなんだろう?


どうすれば・・・


と思ったの時にふと、


「あ、この陰に直接聞いてみれば良いのか」

あ、この影に直接聞いてみれば良いのか


と思いつきました。


そこで、その影をリーディングすること数分。

落ち武者のような人の思いが伝わってきます。


それで、この人は守護霊なのかと思ったのですが、何かが違う。

考えていたら、

Y さんの出身は秋田ですが、ご先祖様の代から秋田に住まわれていたんですか?

そんな言葉が口をついて出ました。すると

Yさん
いいえ。もとをたどるとどこかの国の落ち武者だったって聞いています。

それを聞いて、ピンときました。

あ、これはご先祖様だ。ご先祖様がこのYさんに何か影響を及ぼしている。


実は、前述のゲリー・ボーネルの本を読んで以来、私はある仮説を元にカウンセリングを行っていました。


それは、現在の状況を作っている思考(お金がないとか私は病気になるとか)は、現在の自分の思考、魂に刻まれている過去世の記憶、そして身体の細胞に刻まれている先祖の記憶のどれかの影響、もしくはどれかが複雑に絡み合って影響されているのではないかということ。


これがなぜ仮説かと言えば、いろいろな文献を当たってみても、現在に影響する思考は現世のもの、もしくは過去世のもの。と言う風にしか書かれておらず、細胞に先祖の思いや記憶まで記録されていると書かれている本は見つけられなかったのです。


でも、実際に目の前の人はご先祖様の思いに影響されて心の中に不安を抱えている。

そんな思いが頭をよぎりました。


そこでYさんには、あくまでも私の仮説と言う前提で身体に刻み込まれた記憶の話をしました。


例えば、7代遡るまでの誰かが流行病などで幼い子供をなくしたとします。

その場合、その母親はそのことを悔やんで、病気にかかることを極端に恐れるようになり、いつも


「キレイにしなくちゃ、キレイにしなくちゃ」


という思いに駆られていたかもしれません。

そうすると、細胞に「いつも綺麗にしていなくちゃ」と言う脅迫的なまでの思いが強烈な焼き付けられます。


皆さんは、心臓などの臓器を移植すると以前の臓器の持ち主の記憶がよみがえって来たという話を聞いたことがあるでしょうか?


実は記憶と言うのは、脳に蓄積されるのではなく、細胞の一つ一つに蓄積されるのです。


ですから、私たちが先祖から受け継いでいる細胞には、身体の遺伝子構造だけでなくそう言った《思い》も記憶されていると言えます。


生まれた時からなぜか潔癖性というのは、実は親がそうだから・・・ではなく、先祖の代でそういう経験をした人がいるからということになります。


もちろんその記憶が遠い先祖の話ではなく、両親のどちらかの思いと言うこともあります。


こんな話をふまえた上で、Yさんとご先祖様の話をしていくうちに、なぜか馬の話になり、「馬」と聞いたとたんにYさんの表情が変わり、こんな話をしてくれました。



Yさんのお父さんは戦争に行かれた方で、戦争に行った時は馬のお世話がかりだったのだそうです。とにかく馬が好きで、戦争が終わって一番辛かったのは馬と別れなければいけなかったことだとYさんに話していたそうです。


その話を聞いているとき、このご先祖様の記憶が私の中に流れてきました。


それは、Yさんのお父さんと同じように城内で馬のお世話をしている男性の姿。

戦にいくことになり、馬と一緒に出陣したその男性は大切な馬を切られたことに逆上し、我を忘れて次々と相手を殺して行きます。


その果てに落ち武者となり、秋田までたどり着いたようでした。


けれども、このご先祖様の思いは何代生まれ変わっても癒されることはありませんでした。


それで、馬に触れたい。また馬をこよなく愛したいという思いが子孫まで代々受け継がれたようで、その強い思いが実現されたのが戦時中のお馬係だったようです。


それでも、満足いくまで馬とふれあうことが出来ずにYさんの代までその思いが残ってしまったと言うのがことの真相のようでした。


いままで、いくらカウンセリングをしてもピンと来ていなかった様子のYさん(私もそうでした)が、このことにはまさに「腑に落ちた」と感じたようで、その日は満足顔で帰って行かれました。


そしてYさんからはその日のうちにこんなメッセージをいただきました。


あの後、しばらく寒気がとまらず鳥肌が立ってました。

そして、こみ上げてきちゃって、車の中、「馬にあいたいよー。抱きつきたいよー」って涙を流していました。


今でも「馬に触れたい欲求」の真っ最中。…

今まであまり触ったことないんだけどね…

馬の鼻に抱きつくイメージが湧いてくると、鳥肌と一緒に涙がこみ上げてきます。

暫く馬に恋して過ごします♡

ホント、「これだ!」って思ってます。ありがとー♪


意識しなくてもこみあげて来る涙は、ご先祖様の思いがようやく遂げられたためのうれし涙。そして細胞が浄化された証。


この一件で、「細胞に記憶されたご先祖様の思いはかなり強く私たちの性格や現実に影響するのかも!?」という思いは強まって行ったのでした。

続く・・・・


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