過敏性腸症候群 第2回

次話: 過敏性腸症候群

編入学と卒業、それから入学と退学の繰り返し




 全日制の高校を辞めてからすぐ、


 通信制の高校に編入学して、なんとか卒業できました。


 通えた理由は、「分校」での月2,3回の授業と、


 「キャンパス」での週1回だけの集まりに出席するだけだったからです。


 この病気になってから、こういう形態の授業内容に


 どれだけ救われたかわかりません。


 また、信じられませんが、


 私の実家の、同じマンションに住み、


 小学生時代、登校班が一緒になったことのある


 1学年上の先輩に出会えたことです。


 その先輩と、こんな偶然てあるんですね、なんて話したことを覚えています。


 

 無事卒業後、大学に通いました。


 でも、全日制の授業に緊張が抜けず、


 そのうち、私は自分を追い込んでいってしまい、


 図書館通いが多くなっていき、


 高校時代と変わらない、変えられなかった自分が


 嫌になっていきました。


 最初のころは頑張っていました。


 でも、やはり、放屁は止まらなくて、勝手に出てしまったのです。


 ザワついて、私の分かりやすい反応を見て、


 今まで一緒だった友達が離れていきました。


 そして、笑うようになりました。


 「きゃー、臭い!」と言われて。


 当然の反応、仕方ないこと。


 なんて、未だに冷静に考えることができないので、


 この当時の私は、早くこの場から消えなければならないと


 必死でした。いつも頭の中には、この世の中から消えなければならない、


 こんな臭い私はここにいてはいけないんだ。そう思っていました。


 そして、1年目で休学し、その後1年後輩のクラスで頑張りましたが、


 やはりなじめず、私はその大学を辞めてしまいました。




 その後、大学ではなく専門ならば、と受けさせてもらいましたが、


 大学時代の方がマシだった、と思えるくらい、


 私には合いませんでした。


 先生には事情を話して後ろの、ドア付近に座らせてもらいました。


 今なら自分に言えます、


 どうして他のクラスメイトに事情を話さなかったんだろうと。


 そうすれば、「なんで?」と思わせ続けることがなかったのに。


 それから、だんだん私は教室内の、何というか。


 嫌われ者、いえ、腫れ物になっていきました。 


 当然と言われればその通りで。


 そしてある日、


 休み時間に、私の後ろに来て、寝ころんだんです。


 それで5人くらいの人たちで笑ったんです。


 気のせいかもしれませんが、なぜわざわざ私の後ろに寝ころぶ意味が


 あったんでしょうか。考えすぎなのか未だにわかりませんが、


 この時の私からすれば、これは悪質な意地悪だと思いました。


 すごく悲しかった。悔しかった。


 後ろを振り返って、キッと睨み付けたら、ふてくされたような顔で


 その場を離れていきました。


 気のせいだった、のかも、しれません。


 でも、そこまで冷静な考えができないほど、


 私の頭は自分のことでぐちゃぐちゃでした。


 ほどなくして、私はその学校を退学しました。

 

 


 そして最後。


 父の単身赴任先である、S県S市の女子短期大学に入学します。


 ここは、違いました。


 友達ができたからです。


 1年半通いました。


 これまで、1年も、もたなかった私が、1年半通えた。


 ここでは、はじめての「弓道部」で弓道をしました。


 部活動をするには、人数が少数で、大変でしたが、


 弓が的に命中したときの爽快感は、何物にも代えがたい感覚でした。


 ですが、結局、辞めてしまいました。


 些細な喧嘩で。


 これまで我慢してきたものが爆発したせいで、


 私はその後、1年だけS県にいた後、正式に退学届を出して、実家に戻りました。


 今思い返せば、もったいなかったかもしれません。


 でも、1年半通えたことは、


 今まですぐ辞めてしまっていた自分にとっては、


 大きな快挙でした。


 これからは、今はそう思うようにしています。


 


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