ものぐさな私が、なぜか「ハンドメイドが得意なママ」に昇格した話 3

前編: ものぐさな私が、なぜか「ハンドメイドが得意なママ」に昇格した話 2
かなり長いこと放置してしまいましたが続きを……

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娘が2歳を過ぎたことで、全く手作りのものに感心のなかった私が
浴衣なんて作ってみようかなと思ってしまった。
まず手始めに、小物などを作ってみて、作ってみると、案外縫い目なんか歪んでいても
使う分には支障がないことが分かった。
我が子が使うのなら、細かいことは気にしなくていいんだと思えるようになった。

型紙すら、自分で用意できないので、市販の浴衣の型紙を使うことにした。
型紙を購入し、布はネットで探して、値段もお手頃なものを入手。
安い浴衣を買おうと思うと、柄や形が気に入らないものばかりで、
気に入った柄のものを買おうとすると、値段が恐ろしいほど高くなる。
というわけで、妥協できる柄と値段の布を買って作るのが手っ取り早いということになる。

さて、型紙と布が用意できたのはいいけれど、今度は型紙を切る勇気が出ない。
型紙にも、S、M、Lというように、サイズ違いの線が描かれている。
なんとなく「娘はMサイズかな〜?」なんて思いながら眺めていたが、
試しに計ってみたら、Lサイズで作ったほうがいいと分かった。
危ない危ない。
いちばん大きいサイズで切ればいいと分かって、怖さがなくなった。
大は小を兼ねるから。
「よし! Lサイズで切るぞ!!」と決断し、ようやく型紙を切り抜いた。

型紙を切って、各パーツができあがると、今度は早く作りたくて仕方がなくなってくる。
布に型紙を乗せて、勢いで布も切ってしまう。
あ〜あ、もう後には引けない。

布を切ってしまうと、もう早く仕上げたくて仕方がなくなる。
子供の世話もそっちのけで、どんどん縫い上げていく。
確かに、浴衣は直線が多いので、試しに作ってみた水筒カバーなんかよりも
ミシンで縫うのは楽だった。
少し細かくて、ミシンで縫いにくい部分があり、うまくいかなくて泣きそうになったこともあったけれど、手縫いで塗ってしまえばいいんだと開き直ったら楽になった。

本当に無事に浴衣ができるんだろうか?
そんな不安がずっと続くので、とにかく早く完成させたくなる。
そんなわけで、思いのほか完成までは早かった。
過去の記録を見返してみたら、7月6日に手を付けて、11日には完成させていた。
1週間もかからずに仕上げていたのか。

「大は小を兼ねる」で作ったので、やはり娘にはまだまだ大きかった。
今度は肩揚げ、腰揚げをしなくてはいけない。
肩揚げ、腰揚げの仕方もネットで調べた。便利な世の中になったものね。
調べたはいいものの、「本当にそんなに上げていいの!?」というくらい
かなり大幅に詰めることになってしまった。
ネットの情報を信じて、見よう見まねで縫い上げて、娘に着せてみるとぴったり!
ここまで、私がやってきたことは間違いじゃなかったのだと、心から思えたのだった。

なんだ! 私にだって、浴衣が縫えるじゃないか!!
そんな自信も生まれて、そして、ネットで調べると、大抵の知りたいことが出てくる
というのも、私のようなハンドメイド初心者にはありがたい環境になっているのだと改めて思った。

それから、その年の七五三用の髪飾り、プールバッグ、
折り紙でバラやら機関車やらを作って、いつの間にか「なんでもできるママ」と
勘違いされるようになっていったのだった。



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