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元外資コンサルパパ、息子のための学校を創る



みなさま、はじめまして。

若松誉典(わかまつ たかのり)と申します。


私はいま、CURIO SCHOOL という、子どもの好奇心を軸に、豊かでたくましい創造性を育むための小学生向けのアフタースクールを立ち上げようとしています。


今日は私が先のCURIO SCHOOLを開校したいと思うに至った、自分の体験についてお話してみたいと思います。

ベンチャーでの事業開発・IPOを経て、大手外資コンサルティング会社などで働いてきた、一人の社会人としての経験と、親(自分にも子供(息子(7歳)、娘(3歳))が1人ずついます)になったら誰もが持つであろう経験(と想い・とまどいなど)が原体験になります。



話はだいぶ昔(25年前!)にさかのぼりますが、10代前半の私はスポーツ少年でした。我ながら結構すごくてですね、小学生時代は、父の仕事の都合で小学生時代の大半を香港に住んでいたのですが、そこで始めた野球にのめり込み、現地のリトルリーグで国際大会の代表選手に選抜されました。また、日本に帰国し中学から始めたバドミントンは、中3で当時の次期五輪(アトランタ五輪)に向けた強化指定候補選手(ちょっと見込みありそうな人は誰でもなれるらしいものです)にも選ばれました。

自分なりに好奇心をもってのめり込んだのでしょう、どちらも決めのショットを自分で考え、そのための練習メニューを自分で考え、といった試行錯誤を毎日繰り返していた結果、周囲の人が「おっ!?」と言ってくれるようなところにたどり着いていました。その過程でのワクワク感は今でもはっきりと覚えている感覚です。

(みなさんも何かしらのめり込んだものでワクワク感を持った経験はあるのではないでしょうか?)


ところが、、、、

結局いずれのスポーツも途中でストップしてしまいました。

野球は、父の仕事の都合で帰国することになり、選抜されたにもかかわらず代表戦には1試合もでることなく終了・・・。

バドミントンは、ケガと受験という制約のために断念、という結果です。。。

好奇心を原動力とする自発的な勉強の仕方を身に着けてこなかった私は、ここから大学卒業前のインターンまで、暗記に頼った自己流の勉強方法で、普通の日本の学生として生活していました。

「どうしてもっと振り切ってのめり込み切らなかったのだろう」

そのような、やり場のない気持ちをもちながら・・・。



そして、大学3年の終わりの就職活動をしていた時期に、コンサルタントと呼ばれる職業の人たちとお会いするきっかけがありました。当時(2000年頃)の私はコンサルタントという職種が、どんな仕事をするどのような世界の人たちなのか、よく理解できずにいましたが、会って少し話した瞬間、大きなショックを受けました。

自分と1、2才しか違わない人たちが、なぜこんなにも優秀なんだ。。。

(スケールの大きい構想、自分を信じて揺るがない軸、そのための時間の使い方・実行力などなど)


何かよくわからないが、とにかくこのままではまずい!と漠然とした危機意識を感じた私は、その頃から社会人の方々が集まる新規事業開発やベンチャーに関する勉強会の類いに積極的に参加するようになり、コンサルティングファーム出身者の立ち上げたベンチャーでのインターンシップに参加できることになりました。(当時は今(2015年)ほどインターンという言葉自体もあまり知られていない時期でした)


そのインターンで一番はじめに参加したプロジェクト、それは

「保険業界のグローバルトップをねらうM&A戦略を立案しなさい」


???

それを聞いた瞬間、当時の私は、完全に思考停止状態です。


何から手をつけて、誰に話を聞きにいけばいいか全くわからない。。。


当時の私にとって未知の課題であった、このプロジェクトに取り組む中で思うようになりました。

絶対の正解がない、未知の課題に対して

自分自身でまず問題を設定し、その問題をクリアする最適解を見つけ出さなければならない。


問題解決をする前に、課題自体を面白く捉え直して、解決しなおす

そのためには、脳のつくり方、物事の考え方自体を変えなきゃダメだ。


そして、できることなら、自分に子どもが出来たときは、それを身につける教育を受けさせてあげたい。しかも自分が10代前半に持っていたような「ワクワク感」をもってのめり込めたらどんなに楽しく人生を過ごせることだろう!!




そしていま、二児の子どもを持つ身になり、親は誰もが子どもに制約なく自由に考える力を伸ばしてあげたいと思っていますが、日常生活の中でそういった時間・空間を創ること自体が、とても難しいと実感しています。


当たり前のことですが、子どももひとりの人間なので、親の思う通り動いてくれるわけではありません。

それに野放しにやりたいことをやらせる以前に、家庭生活や社会生活に溶け込めるように、親として教えてあげなければならないこともたくさんあります。

また、親自身も自分の時間がほしいですし、仕事、家事などやることをたくさん抱えています。


そのような事情から、ついつい、

「もうご飯だから、お片付けしようか」

「いつまで同じ剣をつくってるの!! もう寝る時間だよ!」

といった、アレをしてはいけない、コレをすると人に迷惑がかかる、という言葉がでてしまい、子ども達の純度の高い好奇心を失わせていってしまいます。

そして、そのことに、じつは親自身も気づいていて、どうしたらいいのか分からず悩んでいる。


そんな認識から、好奇心を豊かに育む、第3の空間(創造性を育むサポーターやアフタースクール等)の存在は必要だな、と親になってからますます強く思うようになりました。


というわけで、

そのような場がないなら、自分たちで創ってみよう!

と想った次第です。


子どもの創造性を育みたい、ひとりの親として、

学校づくりをしてみたい、ひとりの大きな子どもとして、

教育領域の社会課題に挑戦する、ひとりのビジネスパーソンとして、


子どもの創造性を育む空間であると同時に、

親・大人自身の創造性も呼び覚ます空間=CURIO SCHOOL

を創っていきたいと想っています。



私の息子はもうすぐ小学2年生になろうとしています。

彼はヒーロー・ロボット・身体での演技・表現に興味があるようです。


お子様をお持ちのお父様、お母様

教育関係のお仕事に携わっている、または携わろうとしている方々

この文章を通じて、好奇心と創造性を育む学びに関心を持っていただけました皆様


この春から開校する、CURIO SCHOOL を応援してくだされば幸いです。


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