自分探しの旅に出た大学生が見つけた、ただ一つの真実 ~第1話 自分探しの旅をしたい~
「そうだ!自分探しの旅に出よう!」
人生に悩んでいた大学4年生の岩間は、ふと自転車で自分探しの旅に出ることを思いつく。
大学2年生の夏に埼玉県飯能市から宮城県気仙沼市まで7日間かけて、自転車の旅をした岩間にとって、そう思いつくことは簡単なことだった。
「せっかくパチンコで稼いだお金で購入した旅用自転車もなかなか出番ないし、社会人になるとこういうこともできないから、どうせだったら行き当たりばったりの無茶苦茶な旅にしちゃおう。」
そう思い、ルールを決める。
①期間は、8日間。(夏くらい)
②ルートは、埼玉県飯能市スタート→厚木→御殿場→富士五湖を反時計回り→箱根→平塚→飯能ゴール。
③宿は、ほぼ予約しない。(河口湖だけ予約して、他は行き当たりで)
④パンクの修理道具を持っていく。(空気入れは誰かに借りる)
⑤知らない人の家に泊まる。(願望)
⑥自分自身を信じる。
⑦死なない。
「よし!これで出発できる!」
岩間は、ワクワクしながら、出発の日を待っていた。
だが、この旅がどれだけ大変なものなのかを、この時は知る由もなかった。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

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