親の捨て方、子からの捨てられ方 超成長産業であるはずの介護が成長できないわけ

1 / 2 ページ

前話: 親の捨て方 子からの捨てられ方 介護が抱えるお金で解決できないシャレにならない問題

 これでどうやって成長すんのさ?




前回は長ったらしく介護の流れを書いたわけだけど

あんまりに長かったように思う。

抑えておいて欲しいのは

超高齢化社会によって家庭内での介護が変わったこと

成長の波に乗り遅れて

医療介護は真面目を見れば馬鹿をみる

そんな職業に貶められてしまったこと

このあたりをざっくり押さえていただければいい

ではその原因を作ったのは誰なのか?

今回はそのことについてお話しする。

誰が何が悪かったのか?

単刀直入に言おう。

政府がクソの制度を引いたから

この一言に尽きる

というのも

介護と言うのは

官製ブラックゾンビ企業

だからである。




介護保険というのはざっとこんな感じ

何がなんだかさっぱりだろう?

安心して欲しい

現役の介護福祉士として言わせてもらおう

これでは俺でもわからん。

まぁかいつまんで説明すると

介護保険は

家で使う在宅用のサービスと

介護保険施設を

利用者が利用料として2割

残りの9割を若年者3割

公費5割(国・都道府県・市町村)でまかなってますよ

の図である。

今回注目するのは

介護が公費が半分も使われていると言うこと

そしてそれがゆえに

介護をろくに知りもしない政治家&官僚が
でしゃばってくることにある。

出資者であり

法律を制定できることから

法的な実行権を持って

訳のわからない法律の制定や

アホな提案をしてくるのは日常茶飯事である。

介護者から見れば

高齢者には金を使いたくない

ただし、選挙で勝つために有権者にはいいかっこしたい。

そんな浅はかさは容易に見て取れる。

その癖始末に終えないのは

クソのような制度を強いても

その人が後始末をしない

つまり制度は敷いたもん勝ちなのである。

そんなアホに泣かされるのは

介護者と利用者並びに家族であることは言う間でもない。

その悪法のひとつが

介護保険法

である。

言い方が悪い?

わかった言い方を代えよう


ケアマネの部分がザルでその結果
ケアマネの仕事は利権とずっぶずぶなのだ。


利用者と施設の契約の仲立ちとケアプランの作成だ

これはケアマネージャーしか行うことが出来ない。

ケアマネの報酬は

ケアプラン作成にある。

大体1プランにつき8500円程度

書類作って8500円?

ぼろもうけだなと思った方


甘いんだよ
砂糖まぶしの菓子のようにな

というのも

基本的にケアマネには

業務についてリミットがある

つまりある人数から

介護報酬が減算されてしまうのだ

そもそも介護プランを作るのはかなり時間がかかる

入浴・排泄・食事・日常生活動作(ADL)などから

目標を短期と長期に分けて分析し

その人にあったサービスが過不足なく行われるようにしなければならない。

かなり面倒な仕事なのだ

そこに各人への訪問並びにケアプラン同意のサインをもらうため

施設に利用者宅にと走り回る日々

重要な仕事でありながら

安月給である。

昔はこんな制度はなかったのだが

報酬を上げるために

自分の力量をかんがみずに適当なプランを作る

人間が増えたためリミットが設けられるようになった。

そしてケアマネのプランは施設利用があって初めて金額換算がされる

入院等で施設利用がないと苦労は水の泡となる。

作っただけでは意味をなさないのだ。

そう考えるとケアマネの仕事は

特異性と専門職の側面があるにもかかわらず

収益が少ない。

しかし悪知恵の働くやつはどこにでもいる。

施設でも利用者をアセスメントする必要があるため

どうせ施設常駐でケアマネは必要
だから事務所併設して
利用者よって施設に入れろ。
ケアマネにはばれないレベルで
限度額いっぱいプラン水増しさせとけ
仕事持ってこれない奴は
現場にも立たせろ
どうせ人は足りてねぇ。

儲かってる経営の経営者はすべてとは言わないが

こうゆう場合が多い。

そしてそれだけでは飽き足らず

必殺技としてこれもお約束で投入する。

賄賂である。

お金に困ったケアマネに紹介料として

キックバックマージンを包むのだ。

利用者は料金発生は

携帯電話のプランみたいなもので

フルオプションがついて定期利用があれば

収入が上がるシステムになっている。

施設に理解があり甘いプランを書いてくれるなら

キックバックマージンなんて安いものである。

またケアマネを味方につけるのは

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者のYamauchi Nobutakaさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。