第5回 富士山より高い場所にある、中国のラルンガルゴンパに行ってみた。
起きれなかった。
いや、逃げたのだ。
不確定要素が多くて、純粋に恐かった。
以前の自分であれば必要以上に自己否定してしまっていただろう。
成長したと言えば良いのだろうか。
とにかく今は逃げてしまった事実だけを受け止めて、
必要以上には自己否定しないように思考をコントロールしている自分がいた。
再びバスターミナルへ行きチケットを購入した。
次の日、再度出発の朝。
目覚まし時計がなる。
行くか行かないか、生きるか死ぬか、大げさかもしれないが真剣にベットの中で自問自答した。
行ってくると宣言したからには行かないなんてダサすぎる、
行動力、柔軟性という強みをさらに伸ばす方法はこれだろ、
自分のイメージで恐さが膨らんでるだけだろ。。
そんなことを自分自身に言い聞かせ、なんとか起きて出発した。
タクシーに乗り込んだ。
まだ外は暗い。
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