隣でピコピコ、黒人のお兄ちゃん

前話: マジっすか。。。こんな自己中あんな自己中inロサンゼルス

渡米したての頃は、車を運転するつもりなんてサラサラありませんでした。

でも、身分証明書を持つのにパスポートじゃ無駄に大きいし何かと不便なので

とりあえずカルフォルニアの免許証を取ることに。


当時、カルフォルニア州の運転免許取得にかかる値段は25ドル。


書き間違えじゃないですよ。


筆記試験と実技試験の値段が25ドル。


日本より遥かに安い。。。



し・か・も



日本と違って筆記試験、実技試験ともに、2回まで落ちても大丈夫。

3回目でパスすれば、免許取得できます。


試験代は安いのですが、実技試験日には自分で車を用意しなければいけません。

その時に、車の保険証を持っていくのを忘れたらアウトぉ~~~。

その日は、試験を受けれずにもう一度試験を受ける日の予約をしなければいけません。



女の子は、学校で仲良くなった男の子にお願いするとだいたい車を貸してくれます。

私にも、車を貸してくれる心優しき男子がいました。

この場を借りてお礼申し上げます。

Thanks a lot!!



私は、一発で筆記試験をパスし試験用の車を用意し実技試験に臨んだのですが。。。




ここから、THE AMERICA(ザ・アメリカ)始まります。



指定された場所で、車と一緒に試験管を待っていると。。。


ヒップホップ系の格好をしたチャラい黒人の若いお兄ちゃんに名前を呼ばれて

最初に思ったのが





何この人??!


なんで私の名前知ってんの??!!






試験管でした。。。






名前を呼ばれた時、ホント、ビビりました。

怖いぜ、アメリカ、。。。

その格好が、仕事着かい。。。





挨拶もそこそこに、


手信号の確認とか、エマージャンシーランプ(ハザード)の確認とかしました。

アメリカだと、ハザードは緊急の時とかに使います。

決して、お礼を伝える時には伝えません。



アメリカで運転してて、お礼代わりにハザード使っている人を見かけると


あ、日本人だ!!


って、どうでもいいことを思ったりします。




話が逸れましたネ。





緊張感いっぱいの中


じわじわっと、アクセルを踏み試験管の指示で車道に出ます。




黒人のお兄ちゃん
じゃー、とりあえず真っ直ぐ行ってー。



おーけぃ




。。。




沈黙が続く。。。




ハンドルを握る手は思いっきり10時10分。

ガチガチに緊張していました。



沈黙が結構長かったので右側をチラリと見ると。。。









熱心にメールしとるがなっ!!!








え、いいの?!いいの??!!!

アメリカっていいの???!





そのまま、実技試験は続行。



黒人のお兄ちゃん
じゃー、左へ車線変更してみようか。




黒人のお兄ちゃん
右に曲がろっかー



ってか、私の運転の採点ちゃんとしているよね??


いろんな意味で不安になり

複雑な気持ちが入り混じる中

問題なく、車は出発地に戻り

結果は、合格。




イエイ。




仕事よりも自分が【今】やりたいこと優先。



ね、自己中でしょ??


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