【第六話】『旅支度』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜

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前編: 【第五話】『限界を探しに…』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜
後編: 【第七話】『そして、旅に出る』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜

生きるヒントを探して…




彼女が出て行ってから、1ヶ月程の間、


僕は、様々なことを考えた。


様々なことを思い出した。


過去を思い出せば思い出すほど、


今の自分が、ちっぽけに思えて仕方なかった。




少し前までは当たり前に出来ていたことが、今は出来ない。


仕事も、人と会うことも、外へ出ることも、怖くて出来なかった。


少し前まで持っていたモノは、ほとんど失ってしまった。


お金も、大切な人も、友達も、家族も、みんな失ってしまったと思っていた。



お金は本当に無くなったが、友達だって、家族だって、本当は何も失っていない。


でも、こんなになった僕を、


「みんな厄介者だと思ってるんだ!」


「家族だって、うつ病になった僕を、恥ずかしいと思ってるんだ!」


と、自分で勝手に失ったと思い込んでいた。



みんなが敵に思えた…。



本当は、認めてもらいたくて仕方ないのに、

裏切られるのが怖くて、


みんなの読んで良かった!