今思い出した。初海外はNYだった。

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ええー。


自業自得ですけどね。

外は暗いし。

人も少ない。

Oh。

でも仕方が無い。

とりあえず宿泊予定のゲストハウスに遅れることを電話しようと思い、公衆電話を探す。

小銭を入れたんだよ。

確かに入れた。

反応なし。

受話器を下ろすも小銭は返ってこない。

電話ボックスがワタシのコインを食べちゃった。

バカ。

そう。

公衆電話は壊れていたんだ。

うん。

あっちこっちで結構壊れている。

こ、これがアメリカか。

お、面白い事ばかりだ。

結局TAXI乗ったよ。




何とか宿泊先に着いた。

日本人専用のゲストハウスだった。

深夜だったのでみんな寝てた。

「おなかが空いた」と言ったら

管理人が「ハンバーガーショップまで行こうか」

と言ってくれた。

暗い夜道を2人であるいた。

道にある壊れた公衆電話に1人の黒人がいた。

電話機の台に腰掛けながらフードかぶって下向いていた。

なんだかスリリングな気分になった。

が、しかし

管理人は普通だったのでなんか恥ずかしかった。

女の子だったからなおさら。

ま、とりあえずお腹が空いたのでハンバーガーを食べる。




ここにきて

やっとひと段落

コンドミニアム式の部屋の2段ベッドの上で

「来たんだな、NY」

と独り考えていた。


日本との距離

今までの思いで

これからの自分

一通り考えて

寝た



朝がきた。

あまりにも無計画だったので具体的な予定はなかった。

まぁお金もなかった。

日本人専用ゲストハウスで出会う日本人からも少なからず刺激を受ける。

世界を廻ってる途中の人。

サンフランシスコにホームステイ中だけど休暇でNYに遊びにきた人。

ダンスの学校に行くために長期滞在している人。

みんなそれぞれ行動を始める時間が来た。

ワタシも出かけてみた。

着いた時暗くてよくわからなかったけど、ドアとか道路とか幅が大きいんだよね。

道路も平じゃなくてでこぼこしてるし。

公衆電話もそうだけど

手すりとか街灯とか結構壊れてる。

スーパーに行ったら店員がモップ片手にBGMをバックに大熱唱。

しかもナスビでかい!



コンビニ店員はゲームしてる。

地下鉄の座席がカラフルでなんかいい。



通勤ラッシュ。

人種のるつぼだった。



薄暗い駅はちょっと怖かった。

トイレどうしたら良いかわからず、お腹痛くなって

冗談ぬきで1度は

「嗚呼、NYでもらすのか」

と、本気であきらめたけどギリギリでレストランが貸してくれた。

チップがいるのかと思って差し出してみたらいらないってさ。

ライブハウスを廻ってみた。

途中、街で道を聞かれた。

知りたがっていたのは近くの公園。

場所を知っていたが説明できないので知らないふりをした。

「I don't know...」

ごめん。ほんとにSorry。

でもワタシに聞くってことは観光客に見られないようにする作戦は成功のようだ。

でもでもぼったくりタクシーはワタシを盛んに呼び続けていた。

あいつらにはバレてたらしい。

場所によっては駅構内に路上ミュージシャンがいた。



彼はどこかでプロデューサーをやっているらしい。

いや、英語がわからないから多分だけど。

お目当てのセントラルパークに行こう。

路上ミュージシャンが奏でるJAZZを聴こう。

と、向かうまではよかった。

改札を出て地上に出たら。

霧だった。

公園が閑散としていた。

だれもいなかった。

なんでやねん!

でもま、しゃーない。

スターバックスに行ってコーヒーたのんだら

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