【見ず知らずの漢と風俗に行った話】

2 / 2 ページ

これだけおっぱいおっぱい言ってるんだぜ。

巨乳ひとつ引き寄せられないで

何がかみかとw

店名が「進撃の巨乳」だという安心感から

僕も大きくでていた。

「いや、今日はいきますよ」と。

携帯の待ち受けも

安定のロリ巨乳

佐野ひなこ氏に変えた。

その後

電車で隣の女の子に見られて

少し恥ずかしかった。

とにかく

今日は確信しているぜと言わんばかりだった。

なんなら

その後の話の展開で

人生で何かを選択するときに

確信があるかって大事だと思うんですよ。

なんて饒舌に語った。

そんなことを回想している間に

扉がノックされた。

毎回思うけど

あの瞬間ほど

心臓がバクバクするときはないと思う。

 

 

 

 

 

 

現れた子は

巨乳ではなかった。

 

 

 

・・・僕は

かみの座を降りようと決意した。

 

 

 

「おれは怒ったぞーーーーーー!!!!!!!

フリーザーーーーーー!!!!!!!」

怒れること

どこぞのサイヤ人のごとし。

とはならなかった。

かみの座から降りた

28歳の全裸のおっさんは

シャワーを浴びながら

この無慈悲な所業に

ただただ呆然としていた。

この瞬間

僕は

間違いなく何か一線を越えた。

ただ

今にあった。

大切なのは

おっぱいの大きさじゃない。

ただ

目の前の子と

愛し合おう。

たとえひとときでもいい。

この出逢いの奇跡に

心から感謝しよう。

鏡に映るその表情たるや

仏のごとし。

煩悩も

エゴも消えた。

これを

世間では

マインドフルネスというらしい。

今日限定で

僕はかみから仏にジョブチェンジした。

そして

そのマインドフルネスで

ナウヒアーってると(今ここにいると)

ふと気づいた。

「この子、めっちゃすげえ」

その子の仕事っぷりに

僕は感動を覚えた。

一生懸命な健気さ。

決して技術が特別秀でているわけではない。

聞けば新人さんらしい。

だけど

間違いなく

心に響く仕事だった。

プレイが終わった後

まだ時間があるからと

マッサージまでしてくれた。

彼女が帰る時

僕は心からありがとうと言った。

お金を払った方が

感謝に満たされる。

それはなんて素晴らしい仕事だろう。

姫ブームな時代だけども

男が目覚めるのは

女の子の一生懸命な健気さを見たときだと

僕は本気で思った。

シンデレラも

あれだけ健気に一生懸命に生きたからこそ

魔法使いが手を差し伸べたくなったのだろう。

僕は今回

理想のおっぱいは手に入らなかったが

理想のあり方を魅せてもらった。

そして

そんな幸せな余韻に浸り

戦友と合流し

ラーメンを食べて帰った。

彼とは

最後まで

言葉は少なかった。

だが最後に

「これから末永くよろしく」

と言って別れた。

こんな出逢い方は

生まれて初めてだった。

僕はこの出逢いを

絶対に忘れないだろう。

あの嬢のことも

絶対に忘れないだろう。

そして

どんな女の子がいいですかと

お店の人に

電話で言われたときに

「おっぱいの大きい子で、、、

いやもっというと美乳の子で!」

と欲を出してしまった

あのときの僕を

僕は絶対に忘れないだろう。

間違いなく原因はあれだ。

このよこしまな想いは

駆逐していくと決めた。

おあとがよろしいようでw

著者の加美 大輔さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。