「置口空助の発達障害自我強化論」(自我強化=目的意識+フレームワーク思考+対認知機能障害用ITツール群)ようやく自己コントロールが出来るようになった話。⑨まとめ

前話: 「置口空助の発達障害自我強化論」(自我強化=目的意識+フレームワーク思考+対認知機能障害用ITツール群)ようやく自己コントロールが出来るようになった話。⑧自我強化の現在

役割について

発達障害はこういうものですと社会への理解を求めて、当事者が暮らしやすい環境作りをすることも、私の役割とは考えてはいません(誤解しないで下さい。もちろん意義はあると思っています)。生き辛さがあるならまず能力や機能を補完する工夫をすればいいと考えています。


私は乱視が酷く、言ってしまえば視力障害者といえます。でも生活に支障はありません。

何故ならメガネをしているからです。ネガメをかけるならば、視力については健常者といえます。メガネに相当するものを創るのなら、発達障害についても同じではないか?個人的に自分のことを魔法のメガネ職人と呼んでいます


私は明確に目的を定めて行動するタイプです。特徴的に何となく行動することは苦手なのです。

この2014/9/13~2025/9/12までの10年の目標は発達障害者の社会参加プログラムを創るということです。2・3年前から社会全体がその方向に向かいつつある印象を感じています。これはある程度発達障害というものが社会的に認知されてきたからだと思います。


「社会参加プログラムの作成」と目標を定めたのなら、そこに至るルートをどうするか?

各地の当事者会や関連団体がその目標に向かう中で、複数のルートがあって当然なのですが、当面の私のアプローチの方法をどうするか決めなければならない。ただこれはもう決まっています。自分の積み上げたものや各地の当事者の「工夫」を集め対発達障害のカリキュラムを創りたいのです。そしてその「工夫」の共有と伝達をしたいのです。より精度の高い「魔法のメガネ」をつくり、それを配りたいということです。




発達障害者は独自の成長をする

私のスタンスとしては脳機能的に治すという表現は、実はずっと避けていました。医療の領域だと思っていましたので。一介の当事者としては「克服」で十分なのです。フレームワークにしろ 自分としては脳を補助する道具のつもりでした。要するに「魔法のメガネ」のつもりでした。が、結果として私の頭は良くなった。脳が成長したといえる。


腕がない人が義手を使っても手は生えてこないし、足がない人が義足を使っても足は生えてこないし、視力が悪い人がメガネをかけても視力は向上しないですが、脳は違うようです。「魔法のメガネ」(道具や仕組み)を使うことで脳を成長させる手助けをする効果がうまれたようです。すくなくとも私は平成16年に自分の目標をたてる前の自分とは別人と思っています。


皆さんにも効果があるとは言えないですが、この日本に私のようなケースがいるということを知って貰うだけでも意義があると思う。そうです。「置口空助にできるのなら自分にだって」と期待して下さい。多分、私より何倍も優秀な研究者がこの分野で試行錯誤しているでしょうし、当事者自身がこの分野の専門家であることを私は疑ってはいません。そう考えると裾野は広いのです。

いますぐ「生き辛さ」が解消するとは思っていません。ただ遠くない将来において大多数の当事者の「生き辛さ」が軽減することを信じています。希望がないとこの世界で生きることは辛すぎるよ。置口空助に起きたことがあなたに絶対起きないと誰が言える?そんな奴がいたら私が殴ってやる(笑)。発達障害者は独自の成長をするのです。




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