【実話】30歳まで童貞だと人はどうなるのか? 第一話
30歳まで童貞だと妖精になれる。
僕がネットを始めた15年ぐらい前からこんな事がまことしやかに言われていた。
当時の僕は高校二年生で異性にめっちゃ興味がある年頃。
だから1秒でも速く女性経験を得て、”充実した人生”というのを過ごしたいと思った。
異性を意識し始めたのは、中学生の頃。
僕が通っていた中学は全寮制の中高一貫の学校であり、
男子と女子は別の校舎で学んでいた。
良くも悪くも世間から隔離された場所で、
学校があったのも千葉県の山奥で
ド田舎の中のド田舎みたいな場所で、
娯楽は皆無。
テレビ禁止、パソコンNG、スマホなんてそもそも存在しない時代(ポケベルはあった)。
当然プレステとかセガサターンのようなゲーム機も持ち込んではいけないルールだった。
年頃の男子にとって娯楽がなく、異性とも隔絶された環境で過ごすことがいかにキツイものかは、男子諸君であれば共感してもらえるのではないかと思う。
そんな環境で僕は育った。
あまりにもきつすぎる環境だったので、入学して3日で外部受験することを決めたんだけど。
学校での生活にも慣れはじめ、2年目、3年目となると
余裕が出てくるもので、
誰々が女子寮に潜入して退学になったとか、
この子が最高にHOT(かわいい)みたいな情報が飛び交うようになる。
僕もその例外ではなく、
同学年の中でもトップクラスで美しいと言われる女の子のことが気になるようになった。
知っているのは名前だけ、話したこともないし、
すれ違ったこともない。
だけど、おそらくこれも男子諸君からは共感してもらえると思うのだが、
寝ても覚めてもその子のことが気になってしまい、
ストーカーレベルで日中そのこの事を考えたり、
仲の良い友達に自分がいかにその子が好きなのかを厚く語り出すようになった。
今思うと、中二病全開もいいところで、
そんな話を延々と聞かされた僕の友人も大変だったろうな。
ある日僕と同じ部屋で生活をしていて、
私生活でも仲の良かったじゅんや君が
「そんなに好きならお前告白しろ」と僕に言ってきた。
僕は昔から人から言われたことは割と素直に実践するタイプなので
「じゃあ告白してくるわ」と彼にいい、
公衆電話に向かった。。。(携帯電話じゃない所に注目)
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