ダウン症の妹と私
次話:
ダウン症の妹と私(part 2)
これはダウン症の妹をもつ私の今迄のおはなしです。
これを読んで少しでも多くの方が障害を理解し、また障害をもった兄弟のことを、恥ずかしいとか嫌だとか思う方にとって自慢の兄弟となればいいなと思って書きました。
初めて妹について説明されたのは確か小学校2年生だったと思う。
生まれたとき、3歳まで妹が皆とどこかが違うということが分かりませんでした。
体の小さい子はいるし、言葉があまり喋れなくても、小さい子は皆そうだと思っていたので、全くきにならなかった。
いま振り返ると、確かに顔には特徴があったが、周りにダウン症の子がいなかづたのでわからなかった。
病気のことを知ったとき、衝撃だった。
それと同時に母はりーちゃんは(妹)は人一倍愛情が必要なのよと言われたとき、なんだか寂しかったのを覚えています。
兄は優秀な人で、中学受験でお母さんにみてもらえてて、妹は愛嬌があり、手がかかったのもあったからだろう。
私に目を向ける余裕がなかった。
自分の必要性が分からなかった。
妹は笑っただけで可愛いがられた。
私が笑っても可愛がるわけではない。
なんでりーちゃんだけ特別扱いされるの?
りーちゃんだけずるい。
そんな思いが小さい私の心にふつふつと芽生えてきた。
著者の山本 真由さんに人生相談を申込む
著者の山本 真由さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます