男だけのクリスマスがきっかけで、ぶっとんだ話。
そして、やりたい事はないけど、何かを行なう時は上手くいく方法を沢山考えたり、多方面の人にお願いしたりしてたなと、思ったんです。そして、これってプロデューサーに向いてるってことなのかなと。
じゃあ、プロデューサーのような動きができて、さらにその機会が多いところってどこだろうと考え、最終的に広告代理店の営業を志望することにした。
広告代理店の営業の動きはまさに想像した通り。
もちろん色々な縛りはあったものの、動きの根源はプロデューサーでした。
でも、本気になれなかった。 気がついたら、六本木で遊んでいて。
遊んだ次の日は、もっとできるだろ、ちゃんとやれよ、と猛烈な自己嫌悪。
そんな繰り返しだった気がします。ずっとそれが気持ち悪くて。
月々のパフォーマンスに関係なく貰える高い給料。
何かをするとき、会社名があるから、話せる安心。
よくわかんないけれど、会社という家がある甘え。
本気じゃない。本気になるにはどうしたらいいのか。
同時に、広告代理店の優秀なクリエイター、会社のお偉いさんが考えたかっこいいCM、WEB施策、ポスターにも違和感が芽生えていきます。
広告は、「人の心をどう動かしていくか」について徹底して考え作られます。訴求するためのデザインが敷かれ、キャッチコピーが紡がれ、そして最近売れている芸能人、イメージにあった芸能人がキャストされます。
プロモーションの数々は、テレビを飾り、駅の構内を彩り、「○○ちゃんが出てるCMみたー?」と人々に話題を与えるものでした。面白く、格好よく、たしか笑えるものでしたが、どこか表層的に感じられました。
人の不安を顕在化させることで訴求するものがあったり、イケメン俳優の言葉を使って、商品のイメージアップを(半ば強引に)狙うものがあったり。その広告によって、人々は意志をもって購買しているというより、流されるように購買している感じがありました。
もちろん、そういった広告をすべて否定するわけではありません。素晴らしいところも沢山あります。
ただ、それは僕がやんなくてもいいことなのかなって。
人々が流されて行動する、そのキッカケを作る仕事ではなく、
人々が自分の意志で行動する、そのキッカケを作る仕事を作りたい。
もっと“人間くさい仕事”をしたいと感じました。
そうして飛び込んだのは、ベンチャー企業で、前職とは違ってコピー用紙さえまともにない、書類を保存する習慣さえない会社でした。でも、とても楽しかった。 大企業にしか勤めたことのない僕にとって、これがベンチャーなのかと。ミーハーっぽいですが、そういう感じでした。
それまで1人も部下なんて持ったことがない僕が、いきなり事業部長になり、わけもわからず会社全体をみることにもなって。もうダッシュしながらいろいろ考えて、どんどん施策をつくっていきました。
あの時はホントに何でもやっていて、浜辺で開催するヨガイベントの会場が、まさかの台風で海藻まみれになってたときは、朝から全力で海藻を広いまくったり。
でも、ふと気付けば、また自分が本気になれてなくて。
その頃、会社は3年後の上場のために向けて動いていた頃でしたが、
自分の人生をかけたビジョンのために会社を飛び出すか、
会社に残って目標である上場のために尽力するかを考え、
独立することを選びました。
やっと25年間、やりたいことがない人生を生きてきて、一生懸命になれない、死ぬ気になれない自分が、ようやくなんか自分のやりたいことが見えたなら速く動けと、答えは割とはやくでて。
・・独立を選んで、最大のプレッシャーをかけてみる事にしたんです。そうすれば怠け者のわたしでもやる気になるだろう、お金がなくなったら自然に飲みに出かけてしまうこともなくなるだろうと。
ワガママな判断でしたが、有り難いことに社長も応援してくれました。
会社を離れ1人になってしまったけど、そこからちょっとずつ動いていって、徐々に色んなことがスタートしていきました。大学関連、産学連携、認知症予防のエクササイズの動き、ベンチャーの手伝いなど、自分のライフワークをカタチにするプロジェクトの構想を練っていきました。
と意気込んでた矢先に、佐藤との出会いがありました。
前述のように、クリスマスイブに代理店時代の先輩からメールが来て、「齋藤くんに紹介したいやつがいるんだけど、明日空いてない?」と言われ、お会いしてみたらトントンと話が進んで。
折角1人で走り始めたところだったので、出鼻をくじかれた感もありましたが、やってみようかと。
それほど、ピッタリ重なったんです。
僕は、QREATOR AGENTのプロデューサーになりました。
代表の佐藤からは、
とだけ。
その言葉通り、ほんと自由にやらせてもらって、いまは自分の会社も立ち上げて、何足のわらじを履いているか分からないですけど、
結局、“人”の結合でなにかを生もうとしている軸は一緒なので、いくつも走ることができています。
あのクリスマスの出会いから、
僕の人生が一気にドライブしていくのを感じました。
本当に楽しかった。
以上が、僕がQREATOR AGENTのプロデューサーになるまでの話です。
「人」の一文字
最後になりますが、QREATOR AGENTは、「人」という漢字の一文字を企業理念に掲げています。
人とのつながりで世界を豊かにしていきたいという想いからです。
会社が始まってまだ3ヶ月とちょっとしか経っていませんが、その理念のもと、本当に沢山の方々にお会いさせて頂きました。
レストランプロデューサー、予防医学博士、起業家、ゲームクリエイター、元パラリンピックの銀メダリスト、アーティスト、ダンサー、オタク、墨職人、セックスアドバイザー、農家さん、研究者・・、数えきれないくらいです。
こんな方たちが世の中にはいるんだなあと。皆さんとてもぶっとんでいて、最高に刺激的で、彼らが掛け合わさることで、とても面白いものが生まれていくように思っています。表現が正しいかわかんないですけど、【ぶっとんだ人の動物園】なんです。
今後その方達のことを発信していけるのが楽しみです!
・・・僕は、新しいイノベーションは、他ジャンルの人が交わることでしか生まれないのかもしれないと思っています。だからこそ、QREATOR AGENTという組織から、ルネサンスを起こせるんじゃないかとも。
やりたい事はないのだと諦めた学生時代でしたが、だからこそ今、人と人を繋げるQREATOR AGENTのプロデューサーとして、毎日にやりがいを感じる自分がいます。
とにかく世の中を面白くしていきたいです。この時代は、自分たちが今まさに生きている時代だから。
そんな思いで、これからも走っていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
QREATOR AGENT
齋藤圭祐
次回は、QREATOR AGENTのプロデューサーとして、QAが始まってからのこの3ヶ月で学んだことをご紹介できればと思います。
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