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- 生きる均衡 -

最近、答えのない問いがずっと頭の中から離れません。

そこで思考の旅にでることにしました。

そもそも問いを持つということは何なのかと考えました。

この人生や自分そのものに完全に満足していたなら、自分は何者なのかとか、この人生は何なのかという問いは生まれないように、問いが無いとは秩序を意味していると思います。秩序とは完全なる同一すなわち1でもなく完全なる0。すなわち “無“ ですよね。

無という名の秩序において0.000001ミリの問いさえ生まれた日には絶対的に秩序は秩序でなくなり、無秩序と化します。

秩序にとって問いほど邪魔な奴なんていないよなって最近思います。

そのことをぼけーって考える過程の中で、よく宇宙創造は “無”から“有”となった瞬間から生まれたとか、完全なる真っ黒な無の空間に一瞬の閃光から生まれたとか・・・とにかく、“無”という完全なる秩序から、ほんの小さなズレだったのかもしれない、その一瞬のズレが更なるズレを生み、更に更にズレを生み続けるというカオス(混沌)となり“有”という世を生んだ。ということは、秩序が無秩序になった瞬間に世は生まれたとなると・・・この世なり僕ら人間の根本原理は本来、無秩序であるということに気づきました。

この世は 無 という 秩序 という 母体 から、父という 無秩序 によって産みだれた。

人間を超え、世界の根本・本質はカオスすなわち・・・無常なのか!!汗

なるほど、木の葉どれひとつ同じ葉がないように、今見えている雲が瞬きした瞬間には絶対的に変化しているように、さらには同じ形になることは絶対にないように、僕もこの世で一人だけだし小畑大輔という人生は繰り返されない。そういう意味で、ズレから生まれた世はずっとズレ続け無秩序のまま今にいたる。

世の中、特に自然における生態系などをもって秩序なる世界とよくいわれるけど、いや、運動としてはそうかもしれないけれど根本的なもっと俯瞰した位置もしくは超ミクロにみてみると根本にある原理はカオスであることに気づきました。

それは僕が勝手にそう思っているだけであって答えのない問いから始まったのですから勿論正論であるなんてことは思わないんですけど・・・僕にとってはこの気付きは衝撃的でした。

そこで問題になるのは、内面性・すなわち精神なのですが、僕はどこか世を秩序の代弁者だと思っていたので自分自身の内面性ほど無秩序・不安定なものはないと思っていました。

しかしながら、このような視点で世を見て根本は無秩序と捉え直すと、人間はナゼ精神をもって秩序に憧れるのかが気になり始めました。

本当の意味で世の中が完全なる秩序となった日には僕という個、あなたという個は必要となくなるはず。なぜなら秩序は完全なる同一であり、完璧な 0 を意味しているからです。なので、俗にいう自我を捨てろとか、エゴを捨てろとかよく言うようにエゴが在る限り集団行動の秩序は維持できません。

もし、そのまま皆がエゴすなわち自我さらには個性を無くして秩序を生んだら、それは 無 を意味する・・・と一人で勝手にゾッとしてしまいました。

誰が自分という名前を捨てでも全体主義に身を投じるでしょうか・・・もちろんそういう人も沢山いると思うんですが、本当に、本当に自分という存在さえ無とし世も無とすることに全身全霊をかけるというのは並大抵ではないっす。

しかし、人間は無秩序という世の中で秩序を目指す精神のもと生き繋ぐ。

そうか、それは 均衡 なのか と思いました。

無秩序である世のなかで、さらには精神においても無秩序であった暁には人間というのは簡単に壊れてしまうものなのかもしれないと思いました。

シーソーゲームのように 秩序と無秩序・内面と外面という対局性が均衡をもったとき、それは生きるという今に繋がるのかもと思いました。


そこでさらにガーーっと戻って、問いとはそもそも無秩序の萌であり、問わないというのは秩序の萌である限り、問いをもって生きるということは内面性においても無秩序が生まれることを指すのか・・・外面と内面が無秩序と言う名のもと同化する。それも並大抵ではない。しかし少数派であるけど、そのように生きている人間もいる。

その人間とは、宇宙原理のもと、 ズレを生む作業をする 同業者。

その内面性においても問いをもち その問いを体現する人間。

そのような人間を表現者すなわち芸術家さらには宇宙根本原理の同伴者というのかもしれない。と、やっと思考が着地したのでした。


・・・


最後まで読んでくれた人、世界の極東のさらなる東に住む蟻のような人間の勝手な思考旅行に付き合ってくれて有り難く思う限りです。


ただ、とても重要なとこに差し掛かっていると感じています。

このようなことは、これからも生きることで体現してかなけばと思っております。

では。

peace



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