中卒元現場作業員が大学へいって東証1部上場企業に入社した話。
ルールや縦社会が大嫌いだった。
人に指図されるのが耐えられず、勉強をしなくなった。
タバコを覚えたのは小5。
サッカーをしていた地元の中学生の先輩に勧められ吸っているうちに、クラクラする感覚が癖になった。
自分が中学にあがると、友達もそれなりの人種になり、勿論勉強はしなかった。
毎日誰かの家へ泊まり、酒を飲み、地元や隣町の女のケツを追いかけ、単車の乗り方や盗み方を先輩から真似た。
イキがった他校の同年代がいると、仲間と結託して見境無しに殴った。
警察にも捕まった。
中学を卒業すると、1年間は戸惑った。
高校へは進学できなかった。定時制さえ落ちた。通信制へは書類提出だけで入学できたが、続かなかった。
まともな職など無く、16歳の社会人生活は現場作業員から始まった。
日当6000円で半年働いた。
汚い服を脱いで人と喋る仕事をしたかったのでガソリンスタンドへ勤めた。
給料の安さを理由に2年で辞めた。
ガソリンスタンドのお客さんだった足場屋へ入れてもらった。体力的にキツく、1年間で辞めた。
失業保険を早く受給しようと、職業訓練学校へ行き資格を取った。
そのまま友達の会社へ入れてもらい、溶接工として1年勤めた。
どうしても作業着を脱ぎたかったので、何かありそうな東京へ行こうと決意した。
著者のMorishige Hiroyoshiさんに人生相談を申込む
著者のMorishige Hiroyoshiさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます