売上どん底になりお店を閉める覚悟をした私が繁盛店に盛り返した話~前編~
東京の片隅にある下町北千住。
マンションの一室を借りてエステサロンをはじめ早5年。
現在は数ヶ月先まで予約待ちで《予約のとれない人気サロン》とまで言われるようになりました。
しかし、私にも《どん底》という経営状態の時代がありました。
せっかく起こした株式会社を倒産させる覚悟を決め、一人で泣きました。
抱えた借金。沢山の怖い想像をしながら…。
今回のストーリーは、
”そんなどん底時代”から這い上がり、今の「幸せな経営状態」になれた経緯をお話ししたいと思います。
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5年前エステサロンをはじめ、この5年間ずっとこの様に言われ続けてきました。
実際に詳しい経営状態を知っているのは役員に入ってもらっている主人しかいません。
周りから私の会社は、いつも”繁盛してる様に見える”様です。
いや、
私がそう見せているのかも知れません。
私は、絶対に守っている事があります。
それは《安定した笑顔でいつもいること》
サロンオーナーとして、
・情緒不安定であったり
・機嫌が悪かったり
・元気がなかったり
する事は、お客様を不安にさせる事に繋がります。
そして私の会社理念は『続いていく笑顔をつくる』です。
仕事において私が『笑顔』じゃない事は”私自身が許せる行為ではなかった”からです。
しかし私も、普通の人間です。
普通の43歳の女です。
経営がどん底となれば、不安にならない訳がありません。
具体的に言うと、
毎月の経費が100万はくだらない時に会社の通帳口座の残高が8万円になった時があったのです。
そう…
キャッシュが回らなくなり経営破綻しそうな状態です。
お客様の預かり金はちゃんとお返し出来る様に別で確保しておりましたから、そのお金が別途ありました。
そう思っていた私は、このお金を使う位なら、預かり金を全てお客様にお返しし、
覚悟を決めてお店を閉めよう!と思ったのです。
しかも、開業当初に投資した金額は300万円、その後、200万円のエステ機器購入のローンも組み、金融公庫から500万円の借金もありました。
お店を閉める覚悟をした時、
返済額の残りはまだキャッシュで300万円、ローンで200万円ほどありました。
つまりお店を閉めたら、500万円借金返済のためのアルバイトして返していくしかありません。
大好きな仕事を経営して500万円作る労力と、
アルバイトして500万円返していく労力では雲泥の差があります。
私は会社員時代に500万円貯金した経験すら無かったのでその困難さは容易に想像出来ました。
だからお店を閉めたら”恐ろしい地獄が待っているか”の様にも感じました。
何度も何度も役員である主人とミーティングしました。
夫婦である以上、家に帰ってもその話になります。
全部私がやるんじゃない!
私は忙しいのよ!勝手に言いたい事言わないで!
主人の言っている事は正しかった。
でも私はいつも強気で身内の主人に当たってしまう・・・
そんな自分にも嫌気がさしていました。
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