1年半前にSTORYS.JPに投稿したストーリーが書籍になった話
2014年2月に「5年でハイリスク妊娠、中絶、離婚、再婚、出産を経験した私が伝えたい4つの事」を投稿した者です。
お読みくださった皆様、「読んでよかった」を押してくださった皆様、コメントを寄せてくださった皆様、本当にありがとうございました。
3つ子や私達家族を思いやる言葉をくださった方、辛い体験を話してくださった方、ママとして奮闘されている方など、ひとつひとつ心に留めております。
今年に入り、メタモル出版様より書籍化の話をいただきました。
自分の発した言葉が書籍という形として残りますので、少し考えました。
そして、Aさんにお願いすることになったのです。
書籍化を決意したきっかけのひとつは、父の存在でした。
昨冬、65歳の誕生日を翌年に控え「これから孫といっぱい遊びに行くぞ!」と楽しみにしていた矢先に、病に倒れ寝たきりとなってしまった父。
父は昔気質の厳しい人でした。私が10代の頃は、よく反発し、大喧嘩をしたものです。
口数が多い方ではありませんが、中絶や離婚といった娘の人生の岐路において、いつも重要な意見をくれました。
父はもう私に語りかけることも叱ることもありませんが、そんな父の存在を少しでも残したい、という想いがありました。
今回の書籍には、その父や母も随所に登場します。
また、インターネットを使わない方に、少しでもこのストーリーを読んでいただける可能性が広がるならと考え、書籍化をお願いすることになりました。
それから、通院や仕事・育児の合間に自分の文章を改めて読み直し、調べ直す作業が始まりまし
STORYS.JPに投稿したものは、自分の記憶を頼りに、勢いで数時間で書いたものでした。
また、書いているうちに色々とドロドロとした感情がこみ上げてきたのですが、そのままそれを書いてしまいました。
これまで長い文章を書いた経験がほとんどありませんでしたから、わかりづらい部分も多々ありました。
今回、時間を置いて読み直し、また編集のAさんという冷静な「第三者の目線」を持つ方とやりとりをすることで、少しずつ自分の身勝手だった部分や、勉強不足だった部分、独りよがりだった部分が浮き彫りになってまいりました。
そういった自分と向き合うのはきつい作業ではありました。
細かい部分まで思い出そうとすると、苦しくなるようなこともありました。
それでも書籍化にあたり、
「もっといろんな立場の人のことも考えて冷静に書くようにしよう」と思い直し、大幅に加筆・修正をするに至りました。
STORYS.JPではこう書かれていたのに! という点もあるかと思いますが、何卒ご容赦ください。
本文中に私が用いた様々な用語について注釈があり、勉強の要素も増えた一冊になっております。
また、STORYS.JPではちらっとしか書いていなかった、現在3歳の息子の妊娠についても少し追記しました。
こちらはほのぼのとお楽しみいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
今回、産婦人科医の宋美玄先生にご監修いただけることになりました。
著作は何冊か読んだことがあります。テレビや雑誌などでも拝見しています。
著名な先生ですので、何の関係もない無名な私の文章を読んでいただいて医学的なご意見いただいた上、推薦のお言葉まで頂戴し、恐縮しきりです。
人生とはわからないものです。
先生が無事ご出産されることを心よりお祈り申し上げます。
つい宣伝ぽくなってしまい心苦しいのですが、STORYS.JPへの投稿が書籍になることは投稿される方々の励みにもなると考え、今回投稿をさせていただきました。
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