10.売りたい!あなたのかわいい作品のお値段

前話: 9.ネットショップで売るモノがない!!
次話: 11.あなたのショップの価格決めのお話~

価格設定がまず一歩



さて、売るお品もだいたいめどがついて、ネットショップの雰囲気も手探りながら決めてきました。

ここまでするのに一苦労、ですよね。お疲れ様でした!!

さてさて、この大切なあなたのお品、おいくらで売りましょうか。

ダイ○ーへ行ってみましょう。

愕然としますね。場合によっては自分のものよりも良くできた作品が100円均一で売られていたり!!

では、だからといって、

あなたのお品を90円に設定して、

自宅にいながら月15万円を売り上げられるでしょうか。


90円のものを月に1000個売って9万円なのです。毎日毎日、朝から晩まで、一日30個梱包して発送して9万円では、たとえ万が一、注文が入ったとしても、とてもとても優雅な女主人といった状態ではありません。


同じように、ネットの世界では激安格安のお品が目白押しです。

クリック一つでいくらでも最低価格を探し出せるのですから、価格競争という世界は、泥沼なのです。


ではでは、ネット上の、大手フリーマーケットやハンドメイド販売サイトをのぞいてみましょう。

ここも素晴らしい品が、信じられない価格で販売されています。

どう見ても素人には足元にも及ばない、完成度の高いお品が、

「私はプロではありませんので」

という理由で劇的な価格をつけてあったりします。


さて、あなたはどうしましょう。


同じくらいの価格をつけて、様子を見ますか?

それも一つの手ですし、経験です。


価格がこなれたものであり、お品が良いものであれば、きっと大成功します。

販売サイトでもトップクラスに躍り出ることが可能かもしれません。


しかし、実際はそうなることは至難の業。

そもそも、他の方の値段設定で心を動かしていると、流動的になってしまい、

売り上げのためには価格を下げる、というスパイラルに入ってしまうのです。


価格で選ばれようとしてしまう。


女が自宅で月15万、という設定は、あくせくみっちり働いて、という事ではありません。

あくまでも、自宅に自分の城を築き、女主人として自分の采配で、楽しく暮らす、という事なのです。


自信を持って、あなたの必要な金額を設定しましょう。


具体的には、制作するのにかかった分を、価格の10~20%に設定します。

原価が100円なら、1000円ですね。

さらにそれを倍にします。それがあなたの販売価格、2000円です。

原価が500円なら、販売価格は10000円です。


これは、あなたのお品が、他所で販売されることを想定しています。

あなたから仕入れて、自分のお店で売りたい、という人が現れることを想定しているのです。

あなたが自分の作品を卸すときは5000円、仕入れた人は10000円で販売します。


これは、もちろん、全て一律にあてはまるものではありません。

安い価格の毛糸を使って、大変に手の込んだセーターを編んだりした場合は、これよりも原価が下がることもあるでしょう。

高価な宝石をひとつチェーンに通すだけなら、原価が上がることも考えられます。


さらに、大事なことが一つ。


リピート注文が来た時に

「嬉しいな」

と思う価格をつけることです。

「いやだなぁ」「大変だなぁ」

と思う価格は適正ではありません。


喜んでご用意させて頂ける価格を、きちんと対価として払っていただく決心をしてください。

それがお客様への感謝につながります。












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11.あなたのショップの価格決めのお話~

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