「イナベの塾講ストーリー」

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「先生はバツイチと言うけど、私は一度も結婚できそうにない」

 ということ。テレビを見ると、バカっぽい女子に男性がデレデレしている。私が、

「じゃ、こんな風に口をとがらせて『イヤーん!』とか叫べば。男はバカだから」

 と言うと、

「そんなこと、死んでも口にできません!」

 と言う。デキる男子に聞くと

「自分より学歴や収入が上の女子はチョット」

 と言う。プライドの問題らしい。完全にバカな男は格差婚も逆タマも歓迎らしいけれど、それは女子からお断りらしい。

  結局、学力順位が上がりすぎて廊下に名前が張り出され

「先生、もうアカン。これでは男子が寄ってこない!」

 と悲鳴をあげて諦めの境地に至る。

 「もういい。私は人工授精で賢い人の精子をもらう」

  と言う子もいる。ジョークだろうか。本気だろうか。

「先生、変な病気を持っていると嫌だからつきあう前に予防線を張れないかな」

  と言う医学部志望の女子もいた。こういう子は、キスもセックスも全て医学的な見地から考えるから男子もアプローチがしにくいだろう。

  私は四日市高校の生徒だった頃、上位20番くらいに入る女子(東大、京大合格レベル)は気持ち悪かった。何を考えているのか分からない不気味さがあって、話しかけるならアホっぽい子の方が楽だった。

  今の私は彼女たちは、スタイルもいいし、顔も美人だし、英語も数学もよく出来るし、何より人生経験を積んだオジサンの私と対等な目線で話ができる成熟ぶりで、高級品に見える。私は驚くとともに

「高校生くらいじゃ、この素晴らしさは分からんだろうなぁ」

 とため息が出る。

  

 

   A子ちゃんの話は以前書かせてもらった。美人で、性格が良くて、頑張り屋さんで、思いやりがあって、頭がいい。本当にステキな女子なのに、男性はアプローチをかけない。かけても少数らしい。

  こんな記事があった。

仕事ができる女性がモテない理由

  恋愛で仕事ができる女性は基本的にマメで、物事を効率的に進めがちです。また仕事で慣れているので全員に気配りをしてしまいがちで、単なる気配り上手で終わってしまうことが多いです。女性の場合は仕事と恋愛で脳を切り替える必要があります。ただ逆に仕事が出来ない女性はモテるという現実も結構心当たりがある人は多いのではないでしょうか。

 

 

  こういう女子に、

「どういう男子とつきあいたいの?」

  と尋ねると、必ず出るのが

「自分より賢い人!」

  です。バカな男を受けつけないところがある。英文を読んでいる時に、知らない単語が出てきて男子が

「その単語習ってません」

  と言うと、心底

「バカじゃない?」

  と思うそうだ。知らないことにではない。知らないなら覚えればいいのに、何が習ってないだ。

 あるいは、

「今日は宿題がないから、遊べる!」

 というのも、ダメ。

「おまえは宿題がないと勉強できないのか!」

 と思うそうだ。

「自分で何も決められないヤツは、私の目の前から去れ!」

 ということらしい。ダメ人間に用はない。

 でもね、学力が全てではないと言っても京大や阪大、名大に合格する自分より賢いって、ハードル高い。ほとんどいない。全男性の1%?

  その中から、自分を好きになってくれる確率。賢い子たちだから、極限値ゼロだと理解している。

  今の私には、こういう女子の素晴らしさが分かるので自分の部下とか共同研究者だったらいいと思う。私では力量不足と笑われそうだが。

  デキる理系女子たちは、私がバツイチで女性嫌いだと知っているし、素行の悪い生徒を毛嫌いしていることも知っている。つまり、自分と同類だと感じているらしい。安心して本音を語ることが多い。

  確かに、私は酒・たばこ・ギャンブル・女遊びには興味がないというか時間のムダだと日頃から言っている。そんなことより、微積分や英語の添削が楽しいなんて変かもしれない。

   賢い女子は私の塾に来て、難関校に合格して下さい。あなたの価値が分かる男子が必ずいますから。

  福山雅治はハイスペック女子と結婚すべきだった。そうすれば、世の中の流れが変わっただろうに。私ごときが何を書いても影響力がゼロだから。

 通信生が北海道から九州にまで広がってきた。ノートパソコンがあれば、寅さんにように旅がらすになってテキやではなく添削屋で食っていけそうだ。引退したら、旅に出たい。

 

(台詞)
私生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天でうぶ湯を使い姓は車 名は寅次郎。人呼んで フーテンの寅と発します
俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ。わかっちゃいるんだ 妹よ。いつかおまえの よろこぶような
偉い兄貴になりたくて、奮斗努力の甲斐も無く今日も 涙の、今日も 涙の 日が落ちる。日が落ちる。
ドブに落ちても 根のある奴はいつかは蓮の 花と咲く。意地は張っても 心の中じゃ泣いているんだ 兄さんは。目方で男が 売れるならこんな苦労もこんな苦労もかけまいに。かけまいに。
男とゆうもの つらいもの顔で笑って顔で笑って 腹で泣く。腹で泣く
(台詞)
とかく 西に行きましても東に行きましても土地 土地のお兄貴さん お姐さんにごゃっかいかけがちなる若造です以後 見苦しき面体お見知り おかれまして恐惶万端ひきたってよろしくおたのみ申します

 ブログ → http://ameblo.jp/takagishigemi/

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