恋愛したくないなんて嘘。今の時代恋愛のリスクがすごいのよ。仕方ないわ。第3回

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ところで、恋愛というのは、オープンであればあるほど、リスクが大きくなる。

そのリスクは順調なときには決してわからない。わかるのは別れた時だ。

後先考えない人
デートなう!


などと二人のツーショットで写真をとって、

Facebookだけではなく、TwitterやインスタグラムなどのSNSにアップして、

友人に

後先考えない人
私たち順調です!


と情報を拡散する。それに「いいね!」をされたり、リツイートされたりすれば、さらに友達の友達に広がっていく。だから、別れた時、ハッキリ言って収集がつかなくなる。


友人A
ああ、あの子って◯◯くんの元カノなのよね
友人B
えっ、その前は△△くんと付き合っていたよね
友人C
ええー?その前の前は✕✕くんだよ


自分の知らないところで、過去の異性関係がバレバレになってしまう。


こうなると、

男性
ゲゲっ、あいつの元カノか。やめておこう


などと男性から対象外とされる危険性も高まる。FacebookやTwitterのせいで、恋愛のチャンスが知らない間に消えていくのだ。


もっと深刻な問題もある。

これはテレビなどでも時々取り上げられているが、「リベンジポルノ」の問題だ。

元カレなどが、彼女の裸の写真や動画をWeb上にアップして拡散する行為のことだ。


読者の心の声
そんなの撮らなきゃいいだけの話じゃん!女がバカなだけ


と思われるかもしれない。確かにバカな行為ではあるけれども、彼女たちだけの責任とも言えない。

最悪男
オレのこと好きだったら撮らせろよ



と言われたら、男性への愛情を表現する方法がそれしかないと追い詰められたら嫌々引き受けてしまうのが良くも悪くも女性の献身的なところでもある。愚かというかも知れないが、自分の身をさらけ出してまで相手を愛したい尽くしたいと考える女性もいるのだ。


しかし、その善意は悪い方向に働くと最悪なことになる。今はスマホで簡単に写真も動画も撮れて、その場でアップロードできてしまう。Facebookで投稿することだってボタンひとつで可能なのだ。規約違反ですぐに消されることになるが、消されるまでに見た人の記憶まで消すことは出来ない。

8月10日に出版が決まりました「となりの婚活女子は、今日も迷走中」(大西明美著、かんき出版)

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