top of page

15/11/6

高学歴フリーターのすすめ ~私はこうしてフリーターになった:研究室配属~

Image by Olia Gozha

もちろん大学院まで行って、フリーターになりたかったわけではない。


私は誰にもできないような、ものすごいものを創りだしたかった。


イノベーション(既存の価値を打ち破るような価値あるものの創造)である。


ただし、大学生の頃は授業がつまらなく、部活動以外にはほとんど無関心で、もちろん勉強なんてほとんどしなかった。


あるとき、(寝ることもサボることもできない)化学実験の授業で、教師がNa+とK+の違いについて語った。


水分子と各イオンの水和の差が液体の流動性の差になるという。


ここで閃いた。


塩に強い植物がNa+ではなくK+を取り込むのは、細胞内の流動性を上げてサラサラにするためではないか?


実は、中学生の頃に砂漠化について図鑑を読んでおり、植物の耐塩性には少しだけ関心があったのだ。


しかし、怠惰な学生時代。


インターネットでググる習慣がなかった当時、そのことだけ頭の片隅に残して、やっぱり部活動ばかりして時間を過ごした。


大学生4年になると、研究室に配属される。


「ついに来たか!」といくつかの創作的アイディアを教授に話してみたが、自由に研究させてくれそうな研究室は耐塩性の研究室だけだった。


別の大学院やテーマを探そうか...。


そんなふうに悩んでいたところ、

「ここで論文を書いて、出ていけばいい。」担当の教官にそう言われ、その気になった。


植物を対象とした創作的な研究が、どれだけ難しいかわかっていない。


4年生のうちに論文が書けるものだと思っていた。



聞かず調べず できると思う 無知の蛮勇 思い込み

つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page