婚活中に相手に送ったらうざがられるメッセージとうざがれないメッセージとの違い
お見合いをした人たちが交際に至らない原因で最も多いのが、「メッセージ」だ。
LINE、ケータイメール、Messenger、パソコンメールなど形態はさまざまだ。
お見合いをして、一度目デートをして二度目会う前のやりとりでだいたい破局をしてしまう。つまり2回会って終わる。破局する人は、何度も同じ原因でさよならを告げられる。
意外にもメールの返事が遅いのが原因ではない。
メールの返事が遅い時は、たいてい遅い側のほうが
と思っている時だ。
というよりも、
という展開になる。
メールを待っている方のほうが、
と前のめりなことが多い。
と私がお客様にお知らせすることになるが、これは本当に辛い。
と、お知らせされた側は例外なく凹む。本当に早く婚活から開放してあげたいと胸がきゅーんと痛む。
つまり、返事が遅いことは相手の気持ちが離れた結果であり破局の原因ではない。破局の原因は、「メールの內容」にある。そのお話を今からしよう。
ある日、私のところに相談に来た女性がいた。30代前半だ。見た目も可愛らしいので、男性はほぼ100%お見合いを受けてくれる。本当に男は容姿に弱い。
しかし、2回めのデートに至るまでにいつも男性から「辞退します」という連絡が私のところに来た。お見合いをした男性たちは全員同じことを言っていた。
ということだった。
あまりにも同じことを男性が口々にいうので、ついに勇気を出して私は辞退を告げたうちのひとりの男性に直接会って、お願いをした。
男性は彼女とのLINEのやりとりを一部見せてくれた。
見て3秒でうざっ!と確かに思った。
何故かと言うと、メッセージがすごい長いのだ。
どうもメッセージが長いか長くないかということだけでの判断ではないらしい。
よく読んでみると、確かに相手の気持ちが良くなるような文章だった。
私にお会いしてくださったことが本当に嬉しかったです。
(中略 色々嬉しかったあれこれが書かれている)
あなたの話題もとても興味深くて、時間が経つのを忘れてしまうほどでした。おっしゃってくださったおすすめの本もさっそくAmazonで購入をしました。これから読んでみます。ものしりな人を本当に尊敬します。私もふさわしい人になれるように努力をしなくっちゃと思いました。またお会いできるのを楽しみにしています。
おおー。すごいなぁ。謙遜で相手を立てて尊敬する気持ちを見事に表現をしている。ほとんどの男性はこういうメッセージをもらって悪い気はしないだろう。しかも彼女はとても清楚で美人な子だ。こりゃ男性はテンションあがるなぁ。
ハッとして男性の方を見る。そうそうまだ話の途中だった。
次のメッセージは決して長くはなかった。
それは、1回めのデート後のメッセージのやりとりだった。こちらである。
男性は、ここですでにカチンときたらしい。
言いたいことが伝わってくるけれども、はっきり言わない。
しかしハッキリ言わないけれども、彼女から心の指図が聞こえてくる。
という心の声が聞こえた。
男性は納得出来ない様子だ。メッセージのやりとりは続く。
なにー!イライラっ!私までイライラする。
あくまで女性の方は
というスタンスをとっている。
このように、男性は暗に女性がダメ出しをして指図をしようとするのを嫌がる。
男性は、はぁとため息をついて、私に半ば愚痴るように言った。
婚活をこじらせる女性のメッセージに共通している嫌なところは、
「主張するけれども、責任をとらない。」という言い方をすること。女性特有の共感力という素晴らしい能力が100%悪い形で出ている。
と押し付けているのだ。つまり、「私が嫌な思いをした」という自分の気持ちを押し付けている。すっきりするのは女性しかいない。
男性は
と言って別のものも見せてくれた。
男性は女性に勇気を出してお願いをしていた。
つまり、面と向かって言えないようなことをメッセージという手段を使って伝えようとするのだ。どうして面と向かって言えないのか。
2つの理由がある。一つは、相手がダメージを受ける姿を見たくないからである。そのメッセージを放てば、相手を傷つけることをどこかでわかっている。目の前で傷つけて罪悪感を持ちたくないのだ。
もう一つの理由は、相手から反撃を受けないためである。メッセージはとても一方的に書ける。自分が言いたいことを最後まで書いていっぺんに送信が出来る。全部言いたいのだ。だから電話や直接会うという手段をとらない。
いずれにしても、「自分が伝えたいことを伝えてすっきりしたい」というのがモチベーションになっている。
男性は続けた。
後日、私はメールマガジンのふりをして彼女にメールを書いた。
「面と向かって言えないダメ出しをメッセージで伝えてはいけない。」というタイトルでたった一人のために送信したのだ。時々私がやる手段である。
すると、彼女からメッセージが来た。
私は、彼女に電話をした。
相手の顔や反応に責任を持てないなら、あなたには問題を解決する資格はありません。無責任に伝えたところで、相手の気持は動かないからです。
これをメールで伝えると、言葉がきつくなるので、電話をさせてもらったんです。お時間をとらせてすみません。
あ、ここで彼女に言うべきことを思いついた。
その後、彼女は次のお見合いで出会った人と結婚をして現在一児の母だ。
うざいメッセージを送るのをやめたら、母になることができたとも言える。
ちなみに、うざくないメッセージというのはとてもシンプルだ。うざいメッセージ以外のメッセージ全般だ。つまり、うざいメッセージさえ送らなければうざくならない。だからメッセージを書くのに必要以上に萎縮する必要はないのである。
メールがうざいかうざくないかは、婚活が早く終わるか長期化するかに大きな影響を及ぼす。口はわざわいのもとならぬメッセージはわざわいのもとなのだ。
大事なことは書かずに、相手の反応を見ながらしゃべって伝えようっ!
8月10日に出版が決まりました「となりの婚活女子は、今日も迷走中」(大西明美著、かんき出版)
Amazonでのページも出来まして、いよいよ船出ですm(_ _)mm(_ _)m
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